自民・麻生氏「日本の存立危機事態になったら」 イラン情勢めぐり


 【発言録】イスラエルとイランが戦争に突入している。米国も、核施設の放棄をイランがやらない限りは間違いなく攻撃を激化させると言っている。かつてホルムズ海峡が閉鎖になり、海上自衛隊の掃海艇が送られたのは昔の話ではない。

【写真】講演する麻生太郎最高顧問=2025年6月22日午後1時34分、北海道苫小牧市、笹山大志撮影

 イランに米国がミサイルで攻撃した。明らかにいろんな状況は変わりつつある。世界の情勢に合わせて日本も政治的な対応を決めないといかん。日本という国家の存立危機事態になったらどうするんだと真剣に我々は考えないかん時だ。

 そうした国難とも言えるような状況が起き上がりつつあるという時に、参院選を目の前に控えている。自民党、公明党が過半数を参院でも割るとなれば、衆院でも参院でも「決められない事態」に陥る。今の状況っていうのは、なんとかしなければと思って事を焦っているのが正直な実感だ。(北海道苫小牧市での講演で)

朝日新聞社



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