初の党首討論は「敵と味方」峻別戦略で無難にこなしたが… 高市首相“安全運転”に不満を示す《食えない味方》


【写真あり】まさに高市首相の「獅子身中の虫」、野党の追及のターゲットになりそうな3人の“問題閣僚”の顔ぶれ

 「日中危機」が深刻化しているにもかかわらず高止まりしている内閣支持率は、高市首相にとって「心の拠り所」(側近)。12月上旬に国会へ提出する今年度補正予算案に関しては、野党側の要求も大幅に取り入れることで、12月17日までの会期内の補正予算成立を確実にしたい考えとされる。

 そのため、自民党内では「野党分断が奏功して補正予算の会期内成立にこぎ着けたとしても、高止まりが解消されない米価だけでなく、すでに12月に想定されているさらなる生活物価の高騰で国民生活が脅かされれば、支持率急降下のリスクは避けられない」(自民党幹部)との見方も広がっている。

 今回の党首討論は慣例どおり、立憲民主党の野田佳彦代表が28分、国民民主党の玉木雄一郎代表が8分、初登壇の斉藤鉄夫・公明党代表が6分、参政党の神谷宗幣代表が3分という時間配分で行われた。

 トップバッターの野田氏はまず、「台湾有事での存立危機事態」答弁の是非について改めて高市首相の見解を聞いた。高市氏は「存立危機事態の認定、いかなる事態が存立危機事態に該当するかについては、実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して、政府がすべての情報を総合して判断するということ。これは繰り返し答弁している」と述べ、「日本政府の統一見解というものは先程来答弁したとおり。それ以上でも以下でもない」と繰り返した。



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