今年3月にモデルでタレントのローラ(35)が、母親の故郷・新潟で農業を学ぶことを宣言してからはや3か月。NEWSポストセブン取材班は現地を訪れ、ローラが農業を学ぶ雑穀を専門としたA農園について報じた。
ローラはどのようにして、同農園と出会い、魅了されたのか。〈ファッション農業なのではないか〉と物議を呼んだ「裸足で田植え」の真相や、ローラの農業への本気度は──。農園運営者に話を聞いた。【全3回の第2回。第1回を読む】
運営者が明かすローラとの出会い
取材班がA農園の運営者を訪ねると、農園を営む女性が出荷作業の手を止め、取材に応じてくれた。
「ローラさんが雑穀に興味を持ってくださったのは、山田孝之さんと水原希子さんがきっかけなんです。山田さんが、『原点回帰』というテーマで活動コミュニティを作っていらっしゃって、雑穀に興味を持って生産者のもとを色々訪ねていたようなんです。
そのひとつとして、当園に雑穀のことでいらっしゃいました。その後、うちが主催した『山菜を採って食べる会』に、山田さんのお知り合いだという希子さんが来てくださったんです。
もともと農業や自然と調和した暮らしに関心をお持ちだったローラさんに、希子さんが知り合いの雑穀農家として当園を紹介し、『行ってみたら?』という感じですすめてくださったようです。ローラさんがいちばん最初にいらっしゃったのは、たしか昨年の7月だと思います」
ローラはそこで雑穀の魅力に目覚めたようだ。
「雑穀の栽培体験の前日にローラさんからお問い合わせがあり、『参加します』と。当初は雑穀のことはあまりご存じないようでしたが、雑穀料理を食べたり体験をされたりする中で、非常に面白いと興味を持たれたようです。
その後も農業について教えてほしいといらっしゃいました。本当に少女のように天真爛漫で、大地の中で過ごされています。田植えは泥遊びのようなものですから、童心に帰れるのでしょう。ローラさんに限らず、田植えは気持ちの良いものですよ」