「NPTは守ってくれなかった」イラン外相、国際社会に対応求める


【図でわかる】イラン・イスラエルの対立

 米国はNPTで核兵器の保有を認められている一方、イスラエルは未加盟のまま核武装しているとされる。アラグチ氏は「核保有国にNPT加盟国のイランが攻撃を受けている。非難しなければ、NPT体制が揺らぐ」と強調。核施設への先制攻撃により「国連憲章やNPTが傷ついた」と訴え、国際社会に対応を求めた。

 さらに「外交の扉は常に開かれているべきだが、いまはそのときではない。イランは自衛権に基づき対応せざるを得ない」と述べ、現時点での交渉による解決には否定的な見方を示した。

 イランでは今回の攻撃を受け、「NPT脱退」を主張する声も出ており、イラン政府が今後、選択肢として検討する可能性もある。【カイロ金子淳】



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