NHK連続テレビ小説『あんぱん』の第61回が6月23日に放送されました。終戦から5か月が経過した物語では、主人公のぶ(今田美桜)と、肺浸潤を患い海軍病院に入院中の夫・次郎(中島歩)の状況が描かれ、大きな反響を呼んでいます。
朝ドラ「あんぱん」で主人公・のぶを演じる今田美桜さん
次郎の病状悪化と見舞い
のぶは入院中の次郎のもとへ足しげく通っています。しかし、次郎の体調は思わしくなく、病状が悪化している様子がリアルに描かれました。特に、たびたびせき込む場面は、彼の深刻な状態を示唆しており、見る者に緊張感を与えました。
のぶの教師辞職と自責の念
見舞いの中で、のぶは次郎に対し、教師を辞めたことを告白しました。さらに、「子どもらに間違うたことを教えてきました」と語り、戦時中に行った軍国主義的な教育について深く後悔し、自責の念にかられている心情を吐露しました。これは、戦後の混乱期における価値観の転換と、個人の内面的な葛藤を描く重要なシーンとなりました。
届いた電報と危篤の報
そんな折、のぶの家に一本の電報が届きます。その電報には、次郎が「キトク(危篤)」であることが記されていました。この突然の知らせは、のぶにとって、そして物語全体にとって、さらなる急展開を予感させるものとなりました。終戦からわずか5か月での夫の危篤という事態は、当時の社会状況と人々の困難な生活を浮き彫りにします。
SNSでの大きな反響
月曜日からの衝撃的な展開に対し、視聴者からはSNS上で多くの声が上がりました。「次郎さん、やっぱり結核なんじゃ…」「いよいよこの時が…」と病状を案じる声や、「やつれてる…」と彼の姿に心配を寄せるコメントが見られました。また、「死なないで」「まだ生きていてほしい」といった切実な願いや、「フラグ回収が早すぎる」「いつもの爆速展開が戻ってきた」とドラマの早いペースに驚きを示す意見も多数投稿されました。「月曜からずーーーーーーん」といった、重い展開に気持ちが沈むといった率直な感想も多く見られ、今回のエピソードが視聴者に与えた衝撃の大きさを物語っています。
この第61回は、のぶの過去の行動に対する後悔と、次郎の命の危機という二つの大きな要素が重なり合い、今後の物語にどう影響していくのか、注目が集まります。
参考文献
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ENCOUNT編集部