東京出入国在留管理局成田空港支局は25日、今夏のお盆期間(8~17日)の成田空港での出入国者数(速報値)を発表した。海外でお盆休みを過ごした日本人旅客数は前年度を上回ったものの、円安や物価高の影響もあり、コロナ禍前の2019年度の7割弱にとどまった。
発表によると、期間中の総出入国者数は、前年度比12・1%増の99万1430人だった。このうち日本人は16・5%増の40万9500人だった。19年度比では、全体は6・2%減で、うち日本人は31・2%減となった。昨今の物価高などが旅行離れにつながっているとみられる。
外国人旅客の出入国者数は前年度比9・3%増の58万1930人だった。円相場が円安に振れた影響もあり、19年度比では26・1%増と大きく伸ばした。路線別利用者数(出国者数)の最多は韓国で、中国、米国、台湾、香港、タイなどが続いた。