23日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、22日に投開票が行われた東京都議選について特集した。
番組では前日の都議選について取り上げ、自民党が過去最低となる22議席にとどまったことや、32議席で都民ファーストの会が自民党に代わって第1党になったことを報じた。また、国民民主党が9議席、参政党が3議席で初めて議席を獲得する一方で、石丸伸二氏率いる再生の道は自民党と並ぶ最多の42人を擁立も全員落選と、新興勢力が明暗を分けたことを伝えた。
石丸氏が昨年の都知事選で165万票あまりという得票数を集めたにも関わらず、今回の結果に終わったことについて、選挙の情勢調査を手がけるJX通信社代表取締役の米重克洋氏は「世論調査で候補者を有権者が選ぶ理由は大体3つなんです。政党か、政策か、人物」と前置き。「政党は“再生の道って、それ何?”全然、知名度ない。政策は、掲げてない。人物で見たら、確かに石丸さんは『仕事のできる人物を立てました。見てください』って言うんですけど。地元の人が、ずっと地元で回ってて、長年そこで活動している現職の議員がいる他党の方が、よっぽど人物は地域で知られているわけですよね」と分析した。
「再生の道は、有権者に選ばれる理由っていうのを全く提供しなかったということになるねづよ。マーケティング的に考えて、すごい教科書に載るような失敗事例なんではないかと。ゼロでも仕方ないというか、そりゃそうだよなという結果だと思います」と厳しく指摘した。