国交樹立130周年を記念したブラジルへの公式訪問を終えられた秋篠宮家の次女・佳子さま(30)は、帰国から間もない6月23日、昭和天皇が埋葬されている東京・八王子市の武蔵野陵を参拝される予定だったが、体調が優れないため取りやめられた。
ブラジル訪問は、10日間で全8都市を巡るという非常に多忙なスケジュールだった。さすがに佳子さまもお疲れだったようで、移動中の飛行機でお休みになられる場面があったが、その寝顔が一般の乗客によって撮影され、SNSに投稿されるという予期せぬ出来事も発生した。この事態を重く見た宮内庁がX社に問い合わせを行うなど、異例の騒動へと発展している。
体調不良が伝えられる佳子さまは、もともと“体育会系”の皇族として知られている。ある皇室ジャーナリストは、佳子さまが体を動かすことを大変好んでいらっしゃると解説する。小中高とフィギュアスケートに熱心に取り組まれ、クラブでは一般の子どもたちと同じ更衣室を使い、「佳子ちゃん」として一緒に練習に励んでいらっしゃったというエピソードからも、フィギュアスケートへの情熱がうかがえる。
また、大学時代に所属されていたダンスサークルは、週5日の全体練習に加え、自主練習や個別レッスンなども行われるなど、かなりハードな活動内容で有名だったという。日々の健康維持にも気を配られているようだ。
「佳子さまはご自身を太りやすいタイプだとお考えのようで、普段から体形維持に努めていらっしゃるそうです。赤坂御用地内でのジョギングを日課とされていますが、かなりの速さだと聞いています。ご自宅でも定期的にストレッチを行っていらっしゃるとのことです」(前出・皇室ジャーナリスト)
ブラジル公式訪問を終え、帰国された佳子さま。多忙な公務による疲労が見られるご様子。
強行日程となったブラジル公式訪問
今回のブラジル訪問は、体力自慢の佳子さまにとっても大変な公務だったのだろう。宮内庁関係者は今回の訪問の特殊性について言及する。
「過去にブラジルを訪問された皇族は何名かいらっしゃいますが、ご夫婦での訪問というケースも多かったため、おひとりで一連の公務に臨まれた佳子さまは、心身ともに大きな緊張感を持って臨まれたことでしょう。」
移動中のアクシデント:写真のSNS投稿
長距離移動や時差、そして各地での式典や施設訪問など、分刻みのスケジュールは想像以上の負担となる。
ブラジルへの移動中、飛行機内で休息される佳子さま。長距離移動の疲れを感じさせるお姿。
負担の大きい単独での公務
結婚して皇室を離れた小室眞子さんも、2018年に11日間で14都市を巡るという、今回に匹敵するほどのハードスケジュールでブラジル訪問の公務をこなしている。また、愛子さまの初の海外公務として、来年のブラジル訪問が水面下で検討されているという情報もある。
「若い皇族方は、国内外の要人との面会や式典への出席に加え、このような体力的に厳しい公務も期待される立場にあります。国民からの関心も高いため、常に気を張り詰めている状態でしょう。周囲でサポートする人々も、これまで以上に体調面のケアに細心の注意を払っていく必要があるのかもしれません」(前出・宮内庁関係者)
ブラジルでの大きな公務を無事に終えられた佳子さまには、今は心ゆくまで静養していただきたいところだ。