渡邊渚、初写真集「水平線」発売へ PTSD告白後初の書籍で「夜中のぼやき」も話題に

元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さん(28)の初写真集「水平線」(集英社)が6月25日に発売されます。昨年8月末にフジテレビを退社し、療養していた渡邊さんは、自身のSNSで写真集のPRを続ける中、PTSDについて示唆する深夜の投稿が大きな反響を呼んでいます。

渡邊渚さん 2022年撮影のポートレート渡邊渚さん 2022年撮影のポートレート

初写真集「水平線」の概要とプロモーション活動

渡邊さんは、今回の初写真集について「タイのクッド島で美しい水平線を眺めて、心が浄化された日々を思い出します タイトルにはいろんな意味を込めています」とコメントしています。写真集を通じて「皆さんの手に渡る日を楽しみにしています」「実際に本を見てメッセージを読んだら届くのではないかな~と思っていて」と、読者への思いを語りました。

これまでに渡邊さんは自身のインスタグラムや、「週プレ@グラビア」の公式X(旧ツイッター)動画などに登場し、写真集の発売を積極的にアピールしてきました。タイでの撮影風景を伝える動画では、リラックスした様子を見せています。

深夜の「胸中告白」が大きな波紋に

写真集発売が目前に迫る今月19日の午前4時台、渡邊さんは自身のXアカウントで「#眠れないから夜中のぼやき」として、率直な胸中を明かす投稿を行いました。

投稿の中で渡邊さんは、「毎晩目を閉じたら、冷凍保存されたトラウマが蘇ってきて、怖いから眠れない」「何も考えずに寝たいって、ずっと思ってる。早く楽になりたい」と、睡眠障害と長期間続く苦悩を吐露しました。さらに、「2年前のトラウマがなかったら、普通に仕事をして、普通に友人と会えて、普通にご飯を食べられているはずだったと思うと苦しくて、元の人生が欲しくてたまらない」「どれだけ誠実に向き合っても、勝手に真実を歪められる」と綴り、過去の経験による深い傷と、それが現在も人生に影響を与えている現状への複雑な感情を明らかにしました。

そして、「今、私が死んでも、誰も責任を問われないし、多くの人達が表現の自由で守られるのでしょう。私が死んでも何も変わらない」と述べた上で、「だから頑張って生きてきたけど、人生を返して欲しいって思うことの何がそんなに悪いのでしょうかね。私が生きてることがそんなに不都合なのかな」と問いかけ、一連の投稿を「#眠れないから夜中のぼやき」で締めくくりました。この投稿は多くのメディアやインターネット上で取り上げられ、大きな反響と共感を呼んでいます。

過去の療養とPTSDの公表

慶応大学を卒業した渡邊さんは、2020年にフジテレビに入社し、アナウンサーとして活動していました。しかし、2023年7月から体調不良を理由に療養に入り、病名は公表されていませんでした。

昨年10月1日、渡邊さんは自身のSNS投稿で、自身がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていたことを初めて公表しました。今年1月末には、闘病や自身の内面を綴ったフォトエッセー「透明を満たす」を出版しています。今回の深夜のX投稿は、PTSDによる苦悩が現在も続いている状況を示唆するものとして受け止められています。

その他の活動と今後の展望

写真集の発売という新たな展開がある一方で、渡邊さんは精力的な活動も再開しています。今月18日には「週プレ@グラビア」の公式X動画に登場し、タイでの撮影の様子を伝えました。また、6月23日発売の「週刊プレイボーイ27号」では、表紙と巻頭グラビアを担当するなど、メディア露出も続いています。

療養と病との闘いを続ける中で出版される初写真集は、渡邊さんにとって新たな一歩となります。しかし、SNSでの赤裸々な告白は、彼女が現在も抱える困難が続いている現実を示しています。写真集発売と同時に大きな話題となった「夜中のぼやき」を踏まえ、渡邊さんの今後の活動と発信が注目されます。

出典

https://news.yahoo.co.jp/articles/8723f383ac1a4af9221405797cf94ac7252f8542