岩下尚史氏、活動休止の国分太一を擁護 「嫌な思い一度もない」過去共演語る

作家の岩下尚史氏(63)が24日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)に火曜コメンテーターとして生出演し、コンプライアンス違反で無期限活動休止を発表したTOKIOの国分太一氏(50)について言及した。過去の共演経験から、国分氏の人柄やプロフェッショナリズムについて温かい言葉で語った。

TOKYO MX本社ビル外観。岩下尚史氏が国分太一氏についてコメントした番組「5時に夢中!」はこの局で放送されています。TOKYO MX本社ビル外観。岩下尚史氏が国分太一氏についてコメントした番組「5時に夢中!」はこの局で放送されています。

過去の共演秘話:TBS系「いっぷく!」での一年間

岩下氏は、2015年3月に終了したTBS系情報番組「いっぷく!」で国分氏とダブルMCを務めた経験を振り返った。「1年間、月曜から金曜まで。楽屋も一緒だったんですよ。いろんな人が打ち合わせに来るから」と、当時の緊密な共演環境を明かした。

岩下氏が語る国分氏の「わがままな私」を凌駕する人柄

岩下氏は、自身の「わがままな私」が1秒も国分氏に嫌な思いをさせられなかったと強調した。「本当に。別にかばってるわけじゃない。スタッフも全く太一くんのことを批判するスタッフなんか…太一くんがスタッフに小言を言ってるところを見たことない。小言言ってたのは私だけだった」と述べ、国分氏のプロフェッショナルな姿勢と周囲への配慮を称賛し、スタジオの笑いを誘った。

愛妻弁当と揺るぎない人間性

さらに、当時の国分氏の様子として「太一くんは愛妻弁当持ってきて。もう結婚していました。ジャーになってるやつ。温かいやつ。のぞくと茶色おかずで健康に気を配っている。スタジオで用意された弁当には手を付けないで、奥さんに大事にされてると思いましたね」と語り、仕事場での振る舞いからも伝わる温かい人柄と家庭での様子に触れた。番組が終わった後も、自身の誕生日には国分氏から「おめでとうございます。お元気ですか?」というメールが届いていたというエピソードも披露した。

「私なら嫌ですよ」立場を置き換えて語る

岩下氏は、自身がテレビに出始めて間もない頃で「何者でもない」状態だったと振り返りつつ、「ダブルMCって…私が太一くんなら嫌ですよ。そんな変な気持ち悪いオジサンと。うるせーとか黙ってろとかって1回もないの。置き換えてみたら言うよね、相手の立場になると」と語った。自身が国分氏の立場であれば、パートナーに対してこれほど寛容でいられたか疑問を呈し、国分氏の人間性の素晴らしさを改めて強調し、再びスタジオを沸かせた。

TBS系番組の降板も発表

国分氏は、今回のコンプライアンス違反を受け、MCを務めていたTBS系「世界くらべてみたら」(水曜午後7時)についても降板が発表された。TBSは24日、この決定を公表。「5時に夢中!」でも、国分氏の活動休止とTBS系番組の降板を速報として伝えていた。

結論として、作家の岩下尚史氏は、コンプライアンス違反により活動休止となった国分太一氏に対し、過去の緊密な共演経験に基づく温かい擁護の言葉を贈った。国分氏の周囲への配慮、プロフェッショナリズム、そして岩下氏自身の視点から見た人間性の素晴らしさが、今回のコメントから強く伝わってきた。