大阪府の吉村洋文知事(49)は25日、府庁で定例会見を行った。自身のX(旧ツイッター)で、都議選で立候補者42人全員が落選した地域政党「再生の道」石丸伸二代表(42)について「ここぞとばかりに、石丸氏を揶揄したりバカにしたりする意見に溢れているが、いずれ痛い目にあうだろう」とつづった上で「彼はここで終わらない」と擁護したことについて言及した。
「痛い目」発言の真意を問われた吉村氏は「僕自身が感じたことを発信した。思うところを率直に発信した」と話し、都議選で再生の道の選挙戦について「二元代表制、議会の正常化を掲げて、都議選を戦って、結果、当選者はいなかったが、戦い方と得票をみても、すごいなと思います」と感心した。
石丸氏を擁護したことについて、「当初、都知事選に出たころから、多極分散型国家を目指し、成長を目指すとしていた」と維新の国家観に近いとし、石丸氏の発言は「おっしゃっていることは1本筋が通っているというのが僕の見方です。それはいまも変わってないです」とエールを送った。