32億画素「世界最大のデジタルカメラ」で撮った宇宙に驚愕。テスト観測で前例のない発見の数々


【画像】三裂星雲と干潟星雲の画像

ベラ・C・ルービン天文台の発表によると、撮影画像は、前例のない規模で宇宙現象を捉えた様子を示している。わずか10時間のテスト観測の中で、すでに数百万の銀河や天の川の星々、数千もの小惑星を捉えたといい、「地球に近い7つの小惑星を含めて、太陽系でかつて捉えられたことのない2104の小惑星を発見した」などと説明している。

国立天文台などによると、ベラ・C・ルービン天文台は、アメリカの国立科学財団(NSF)とエネルギー省(DOE)による共同プロジェクトで、南米チリのセロパチョン山に設置されている。

口径8.4メートルの光学赤外線望遠鏡(シモニーサーベイ望遠鏡)は、世界最大の32億画素のデジタルカメラ「LSSTカメラ」を搭載。8メートルクラスの望遠鏡としては最大の視野を持ち、満月45個の広さに相当する範囲の空を一度に観測できるという。

ベラ・C・ルービン天文台の公式サイトによると、シモニーサーベイ望遠鏡は、10年間にわたって、南半球の空の全景を数日ごとに超広角・超高解像度で撮影し続けるという。



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