国分太一、活動休止で再燃「ゴチの呪い」説 元メンバーたちの“悲運”を検証

複数のコンプライアンス違反により芸能活動を無期限休止中の国分太一。長年、人気テレビ番組「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の名物企画、「グルメチキンレース・ゴチになります!」のレギュラーメンバーを務めていた彼の周辺で、皮肉にも「ゴチの呪い」という不穏な言葉がSNS上で飛び交っている。

ゴチになります!とは?

「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」は、1998年のスタートから現在に至るまで続く長寿コーナーだ。国分太一はそのオリジナルメンバーとして企画開始当初から参加し、卓越した味覚と金銭感覚で19年間もの間、誰よりも長くレギュラーを務め続け、「ミスター・ゴチ」と称された。番組を象徴する存在だった彼は、2017年12月の年末、初めてレギュラーを“クビ”となり、惜しまれながらも涙を流して番組を去った。

広がる「ゴチの呪い」説

今回、国分太一が芸能活動を休止するという報を受け、インターネット上の特にX(旧ツイッター)では、「元ゴチメンバーはお騒がせな人が多い」「なんか関わるとなんか騒動があるよね」といった声が多くあがり始めた。これは一部で「ゴチの呪い」と揶揄され、過去に「ゴチになります!」のレギュラーを務めたタレントの中で、その後に不幸な出来事やスキャンダルに見舞われた人々を連想させている。

悲しい末路を辿った元メンバーたち

放送作家は、長い歴史を持つ企画であり、出演者も多岐にわたるため、様々な人生を歩むのは当然のことだとしながらも、確かに悲しい結末を迎えた出演者がいるのも事実だと認める。顕著な例として、国分太一がゴチを卒業した2017年、2009年から産休を挟みつつ約7年間レギュラーだった江角マキコが芸能界を引退した一件がある。彼女は2014年に報じられた、マネージャーによる長嶋一茂氏宅への「バカ息子」落書き疑惑に加え、当時の夫との別居や実業家との不倫疑惑などが次々と報じられ、イメージが決定的に悪化し引退に至った。

コンプライアンス違反で芸能活動を休止した国分太一の現在の様子コンプライアンス違反で芸能活動を休止した国分太一の現在の様子

記憶に新しいところでは、2025年に入って女優・永野芽郁さんとの不倫疑惑が報じられ波紋を呼んだ田中圭も、「ゴチ」の元レギュラーだ。彼は2018年から2020年までメンバーを務め、出演当時は妻・さくらさんとのペアルックをノロケるなど、おしどり夫婦ぶりを見せていた。昨年9月にゲスト出演した際には、NEWSの増田貴久さんのハイテンションな注文に触発されて自身もふざけて料理を頼んだり、ゲームで大きな声を出してはしゃぐ姿も見せていた。

不倫疑惑が報じられた元ゴチメンバー田中圭の飲み会での様子不倫疑惑が報じられた元ゴチメンバー田中圭の飲み会での様子

また、自らのスキャンダルではなく、パートナーの問題に巻き込まれたという“悲運”のケースも少なくない。2010年から2年間出演した佐々木希、2012年の1年間レギュラーだった杏は、それぞれ当時のパートナーであるアンジャッシュの渡部建、俳優の東出昌大による不倫騒動に巻き込まれ、精神的に大きな負担を強いられた。同じく、2009年まで約6年間レギュラーだった船越英一郎も、元妻である松居一代さんとの壮絶な泥沼離婚劇が世間の大きな注目を集めた。

一方、成功を収めたメンバーも

もちろん、「ゴチ」のレギュラー経験者全てが不幸に見舞われたわけではない。女優として映画やドラマで主演級の活躍を続ける二階堂ふみや土屋太鳳、橋本環奈といった面々や、世界的な活動を展開し、2026年には東京ドーム公演も決定している渡辺直美のように、レギュラー出演後にさらなる成功を収めているタレントも数多く存在する。

「グルメチキンレース・ゴチになります!」は、その長い歴史の中で日本の芸能界の多くのタレントたちの浮き沈みを間近で見つめてきた企画だと言える。今回の国分太一の活動休止という大きなニュースをきっかけに再燃した「ゴチの呪い」説は、単なる偶然の一致か、それとも何か特定の傾向があるのかは断定できないが、一部の元メンバーに起こった悲運な出来事に改めて注目が集まった結果だろう。いずれにせよ、国分太一が再び「ゴチになります!」にゲストとして、あるいは何らかの形で関わることは、現在の状況では極めて難しいと言わざるを得ない。

出典: https://news.yahoo.co.jp/articles/24efe6ad4447deffca0ddf0e922f092f28787ff6