オーストラリア・クイーンズランド州で5月、バイクを運転する女性が前に犬を乗せて走行する様子がカメラに捉えられた。犬はハンドルに脚をかけ、まるで運転しているように見える状況だった。警察官は「暴れたら大事故になる」と注意し、女性には約3万5000円の反則金が科された。
犬を乗せて走行する危険なバイク
オーストラリア・クイーンズランド州で5月17日、白バイを運転する警察官が目にしたのは、バイクの前に犬、後ろに人が乗るバイクだった。
警察官がバイクを追いかけてみると、犬がバイクのハンドルに脚をかけていた。警察官は「犬を前に乗せちゃダメです。初めて見ましたよ」と運転していた後ろの女性に注意をした。
しかし、犬は知らぬ存ぜぬという様子だ。よく見ると、女性は体に抱っこひものようなもので犬をくくりつけていた。
危険!犬を乗せての運転…日本でも違反に
一見、問題ないように見えるが、これは非常に危険な行為だ。
警察官は「走行中、犬が見たものを味見しようと暴れますよ。そうしたら大変なことになる」と女性に危険を指摘していた。
女性は腕の間に動物を乗せて運転したとして、約3万5000円の反則金を支払うことになった。
もし日本で同じ事をした場合、交通ルールに詳しい高山俊吉弁護士によると「道路交通法の安全運転義務違反に当たる場合は、3カ月以下の拘禁刑、または5万円以下の罰金を科される可能性がある」という。
(「イット!」 6月20日放送より)
イット!