イラン、数か月以内にウラン濃縮再開の可能性 IAEA事務局長


【写真】米軍が攻撃したイランの核施設 衛星画像

イスラエルは6月13日にイランの核および軍事施設に対する爆撃を開始。米国がその後、イランの核開発計画に使用されている主要施設3か所を爆撃した。

イランのアッバス・アラグチ外相は、核施設への被害の程度は「深刻」だが、詳細は不明だと述べた。ドナルド・トランプ米大統領はイランの核計画が「数十年」後退したと主張した。

しかし、IAEAのグロッシ事務局長は「一部はまだ残っている」と指摘。「数か月のうちに、あるいはそれよりも短い期間で遠心分離機を数台稼働させて濃縮ウランを生産できるようになるだろう」と27日に収録されたインタビューで述べた。

もう一つの重要な問題は、イランが攻撃前に推定408.6キロの高濃縮ウランの一部または全部を移動させることができたかどうかだ。

グロッシ氏はCBSに対して「この物質がどこにあるのか分からない」と認め、「攻撃の際に一部は破壊された可能性があるが、一部は移動された可能性がある。したがって、ある時点で明らかにする必要がある」と述べた。

イランの議員たちはIAEAとの協力停止に票を投じており、イラン政府は被害を受けた場所、特に主要なウラン濃縮施設であるフォルドへのグロッシ氏の視察要請を拒否した。

グロッシ氏は「われわれは何がそこにあるのか、それがどこにあるのか、何が起こったのかを確かめ、確認できる立場にいなければならない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News



Source link