日本国際問題研究所が初の大型シンポ エジプト元外相らが演説

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 日本国際問題研究所は2日、初となる大型シンポジウム「第1回東京グローバル・ダイアログ」を都内のホテルで開催した。シンポジウムで演説したエジプトのナビール・ファハミ元外相は、米イラン関係について「2国間の緊張は、近隣諸国にとっても危険な状況だ。地域全体の対立に広まってしまう可能性がある」と述べ、懸念を示した。

 ナビール・ファハミ氏は「イランは米国に対して深刻な脅威ではないし、米国が戦略的にイランを攻撃する状況にもない」と説明。イランとその近隣諸国の信頼関係が非常に低いことが中東地域の問題であることを指摘し、信頼醸成を図る必要性を訴えた。具体的な対応として、外交的な対話を進める前に「安全保障面で信頼醸成の措置をとるべきだ」と強調した。

 シンポジウムは、同研究所の創立60周年を記念して開かれた。世界13カ国と日本から約60人の有識者や専門家が登壇し米中関係や北朝鮮問題、中東情勢などについて2日間の日程で議論する。初日となった2日は、茂木敏充外相が外交政策の演説を行い、安倍晋三首相もスピーチした。

 日本国際問題研究所の理事長兼所長を務める佐々江賢一郎・前駐米大使は、シンポジウムの狙いに関して「日本のシンクタンクは国際性のあるシンポジウムをあまり多くは主催してこなかった印象がある。日本国際問題研究所はこうした場を積極的に提供していきたい」と述べた。

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