元「TOKIO」の国分太一が6月20日に無期限活動休止して以降、彼の「裏の顔」に関する情報が次々と報じられている。この度、大御所女優との共演時の「不穏な情報」が浮上し、さらなる波紋を広げている。
国分太一氏、活動休止に関する報道と新たな疑惑
「ビビット」での真矢ミキへの態度に「いじめ」指摘
発端は、7月1日に報じられた「フライデーデジタル」の記事だ。国分太一は2015年から2019年にかけて、TBS系の朝の情報番組『ビビット』でメインキャスターを務めたが、共演者への疑惑が持ち上がった。
記事によると、国分さんと共にMCを務めた女優の真矢ミキさんに対し、国分さんがオンエア中にコメントを無視したり、スルーすることが頻繁にあり、一部スタッフはこれを「いじめ」と受け止めていたという。ただし、真矢さんの方から積極的にコミュニケーションを取り、関係は徐々に改善していったとも伝えられている。当時のTBS局内では、多くの番組スタッフが国分さんを「お出迎え」することもあったと報じられている。
国分太一氏の「いじめ疑惑」が報じられた情報番組「ビビット」で共演した真矢ミキ氏
広がる批判の声と背景
この大御所女優に対する「いじめ報道」を受け、SNS(旧Twitter=X)上では国分さんへの厳しい声が多く寄せられている。「もう(テレビに)戻ってこなくていい」といった批判的なコメントも見られる。
国分さんは複数の重大なコンプライアンス違反が理由で活動休止に至ったが、この騒動以降、彼が立場が弱い番組スタッフに厳しく当たっていたという情報も複数のメディアで報じられている。今回の報道で名前が挙がった真矢ミキさんは、国分さんよりも年上で芸歴も長く、先輩に対しても不遜な振る舞いをしていたという印象を多くの人に与えた可能性がある。
「アイドルMC」としての価値と「特別扱い」
国分さんは2006年に『国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉』(テレビ朝日系)や『R30』(TBS系)での司会が評価され、ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど、司会者としての評価を高めていった。当時の「アイドルMC」は貴重な存在だったとされている。
現在はSTARTO ENTERTAINMENT所属の櫻井翔や村上信五、中間淳太などMCとして活躍するタレントは多いが、2000年代はまだ少なかった。1994年にTOKIOとしてCDデビューし、当初は俳優としても活動していた国分さんだが、2000年代後半からは司会業に重点を置くようになった。当時の旧ジャニーズ事務所や制作側にとって、番組を円滑に進行できるアイドルは非常に重宝されたのだろう。テレビ局も国分さんを丁重に扱っていた可能性があるが、これほど現場での悪評が聞かれるのであれば、こうした「特別扱い」が一因だった可能性も否定できない。
テレビ復帰の難しさ
国分さんは、既に7月9日にMCとして出演予定だった『テレ東音楽祭2025夏』(テレビ東京系)の降板が発表されるなど、多くの仕事を失っている。テレビ復帰のハードルは非常に高くなっていると言える。
近年、テレビ局はどこもコンプライアンスを重視する傾向があり、問題が報じられたタレントの起用には慎重になる。国分さんの場合、これまで目立った不祥事がなくクリーンなイメージが強かっただけに、一連の騒動によるイメージダウンは避けられないだろう。番組の「顔」となるMCの仕事は、現状では絶望的との見方が強い。
37年の芸能生活で国分太一が築き上げてきた実績は、今回の騒動により根底から揺るがされかねない状況だ。