鬼滅の刃 無限城編 第一章「猗窩座再来」はどこまで描かれる?

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』第一章のサブタイトルが「猗窩座再来」と発表され、「胡蝶しのぶ」や「我妻善逸」のエピソードがどうなるのか、「猗窩座」の過去まで描かれるのかなど、ファンの間でストーリーがどこまで進むかが大きな話題になっています。この記事では、アニメ化の傾向から第一章の終着点を考察します。

アニメ「鬼滅の刃」の上弦の参、猗窩座のフィギュア。アニメ「鬼滅の刃」の上弦の参、猗窩座のフィギュア。

原作に忠実なアニメの順序

これまでの『鬼滅の刃』アニメは原作の展開に忠実に進んでおり、エピソードの順番に変更はないと思われます。つまり、「蟲柱・胡蝶しのぶvs上弦・弐の『童麿』」や「我妻善逸vs上弦の陸・『獪岳(かいがく)』」の戦いが描かれた後に、「水柱・『冨岡義勇』と『竈門炭治郎』vs上弦の参・猗窩座」の戦いが満を持して描かれることになるでしょう。この流れは「無限城編」第一章でも踏襲される可能性が高いと考えられます。

「猗窩座再来」演出の可能性と推測

予告に猗窩座が「宴の時間だ」と告げる印象的なシーンがあるので、そのシーンをラストカットにしてその後に「猗窩座再来」のサブタイトルが出るのもカッコイイという声もあります。かつて、NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年放送)の第44話でタイトルとオープニング曲が番組の最後に流れるという大胆な演出が話題となりました。炎柱・「煉獄杏寿郎」の命を奪った因縁深い猗窩座の再登場ですから、そのくらい派手な演出があっても良いかもしれません。

第一章の現実的な終点

しかし、もし「猗窩座再来」のサブタイトル表示が第一章の幕引きだとすると、主役の炭治郎と人気の高い冨岡義勇の見せ場がさすがに少なすぎるのです。物語の構成上、彼らの活躍は不可欠です。では、第一章でどこまで進むのか? 原作マンガのページ数、続く第2章への自然なフック、そして制作上の大人の事情などを総合的に合わせて考えると、「恋雪が猗窩座を止めようとするところ」(原作マンガで153話の最後)までというのが最も濃厚な終着点だと考えられます。この区切りであれば、猗窩座の過去の一端に触れつつ、主要キャラクターたちの壮絶な戦いを描き、続く章への期待感を高める構成が可能になります。

これらの考察から、「無限城編」第一章「猗窩座再来」は、猗窩座の過去の一部に触れつつ、主要な戦いを描き、原作漫画第153話付近で締めくくられる可能性が高いと考えられます。ファンは、この第一章で描かれる激しい戦いと、それぞれのキャラクターのドラマに大きな期待を寄せています。