遠野なぎこ、自宅で遺体発見 関係者「本人と連絡ついていない」

7月3日、女優でタレントの遠野なぎこさん(45)の都内にある自宅マンションから遺体が発見された。関係者によると、遠野さん本人とは現在も連絡が取れていない状況だという。遠野さんはSNSを頻繁に更新していたが、6月下旬を最後に更新が停止しており、ファンの間では心配の声が上がっていた。

女優 遠野なぎこさん(本人のインスタグラムより)女優 遠野なぎこさん(本人のインスタグラムより)

異変を証言する近隣住民

遠野さんの自宅マンション近くで工事に携わる男性は、7月3日夜に起きた緊迫した状況を証言する。「7月3日の午後6時半ごろ、マンションの前に救急車と消防車、そして多くの警官が集まっていました。誰かが運び出された様子でしたが、マンションの管理人さんも何が起きているのか詳しく把握できていないようでした」。

同じマンションの別の住民は、強い消毒剤の臭いを訴える。「7月3日の午後11時ごろに帰宅した際、マンション前に赤色灯をつけた警察の黒いハイエースが停まっていました。何か事件かと思っていたら、防護服を着た検視官がエレベーターに乗ってきたのです。検視官は私とは別の階で降りましたが、ドアが開いた瞬間に強烈な消毒剤の臭いが漂ってきました」。

さらに別の住民からは、発見後の状況を示す証言も。「騒ぎが気になり、翌日、遠野さんの部屋の前に行ってみたんです。そうしたら、ポストが郵便物でパンパンになっていた。なんとも言えない不快な臭いもしましたね」。

ヘルパーからの連絡で発覚

遺体発見に至った経緯について、キー局の社会部記者はこう説明する。「ヘルパーさんが遠野さんの自宅を訪問したものの、本人と連絡が取れなかったため、管理会社に連絡。その後にようやく遺体が発見されたといいます。現時点では本人かどうか判明しておらず、DNA鑑定による身元確認が進められているそうです」。

この時期の東京都の最高気温は連日30度を超えており、もし誰かの訪問がなければ、遺体の発見はさらに遅れる可能性があっただろう。

訪問看護の利用と前向きな言葉

遠野さんは今年6月に入ってから、訪問看護サービスの利用を始めたことを自身のブログで明かしていた。6月10日のブログでは、「本日、初めての訪問看護の方に来て頂きました。やっぱり、ちょっと泣いちゃった。日本にはこんなに優しい制度があるんだね」と、利用開始時の心境をつづっている。

さらに6月27日には、訪問看護の正式契約を報告。「『“訪問看護の契約の日でした”』~(中略)~さて。あたしゃ、まだまだ生きるぞ #遠野なぎこ #訪問看護 #今日から #お世話になります #でも #元気だよ #先生のご助言だから #従います」と、今後への前向きなメッセージを発信していた。

安否不明、一体何が起きたのか

自宅から遺体が見つかり、本人との連絡が取れない状況が続く遠野なぎこさん。直近のブログでは訪問看護の利用を始め、前向きな言葉を残していた彼女の身に、一体何が起きたのだろうか。現在、警察による詳しい捜査が進められている。