明石家さんま、2025年「大災害予言」デマに呆れ顔「めちゃくちゃだ」

タレントの明石家さんまが5日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、この日に「大災害が起こる」と拡散されたデマについて言及し、失笑した。このデマは、特定の漫画作品に端を発し、SNSを通じて国内外に広がり、気象庁が異例の注意喚起を行う事態にまで発展していた。

2025年大災害デマの起源と驚くべき拡散

「2025年7月5日に大災害が起こる」というデマは、漫画家たつき諒氏の著作「私が見た未来 完全版」の中の記述が発端となった。作中で予言される大災害の時期が「2025年7月」とされ、さらに後書きにおいて「2025年7月5日」という具体的な日付が示されていたことから、インターネット上で急速に広まった。この情報は日本語圏だけでなく、海外のSNSにも拡散。その影響の大きさから、日本の気象庁が根拠のない情報に惑わされないよう冷静な対応を求めるという、極めて異例の事態となった。

困惑した表情で2025年大災害デマについて語る明石家さんま困惑した表情で2025年大災害デマについて語る明石家さんま

ラジオ番組での言及とさんまの困惑

ラジオ収録は放送日の前日に行われていたため、さんまは番組冒頭で「今日(放送日)が7月の5日。今日放送が流れてるのかどうか?」と笑いを誘った。共演者の村上ショージが「大丈夫でしょ~」とあっけらかんとした様子で応じると、さんまは「誰がどこであんなことを言ってな…。これだけ広まって、無事にこれが放送されてたら何もなかったという。やはりガセネタだったということにつながるねんけどもな」と、デマであったことを確信したように語り、失笑を漏らした。

具体的なデマの内容とさんまの嘆き

村上ショージが「漫画家の方が言うてたことでしょ?」とデマの根拠を単純化して捉えようとしたのに対し、さんまは「漫画家の方というか、いろいろな。(こういう話は)意外と好きやからな。好きというか、女性同士は特に話し合って『怖いわ…どこどこ行こう』とか。『飛行機乗るのが怖い』とか」と、社会現象として広がる背景にある心理に触れた。さらにデマの内容が具体化・エスカレートしていることに言及。「要するに地震かもわからない、火山噴火かもわからない、中には隕石をアメリカが落とすとかワケわからん…」と、その荒唐無稽さに呆れ果てた様子を見せた。アシスタントの横山玲奈(モーニング娘。’25)が「隕石をアメリカが?」と驚くと、さんまは「津波が来るような隕石を落とすって言ってたけど、それをどうやって持ち上げんねん?という話。それがトランプ大統領になったからなくなったとか、ワケのわからん。ホンマにめちゃくちゃな…」と述べ、頭を抱えて嘆いていた。

まとめ

明石家さんまは、2025年7月5日に大災害が起こるという根拠不明のデマが社会に広がり、人々の間で不安や憶測を生んでいる状況に対し、自身のラジオ番組で言及し、その荒唐無稽さを嘲笑した。漫画作品の一節が発端となったデマが、SNSを通じて国内外に拡散し、気象庁が注意喚起するほどの事態になったことは、情報化社会におけるデマの拡散力と、それに対する人々の反応の複雑さを示す事例と言えるだろう。さんまのコメントは、こうした現象に対する冷静な視点と、デマに踊らされることへの懸念を同時に示している。


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