目玉は参政党、石破首相はなぜ兵庫県に? 各党党首の「第一声」から見えてきた参院選“序盤”の勢力図


 まずは、与党が昨年10月から衆議院で過半数を制していないため、「政権選択選挙」と位置づけられている点だ。石破茂首相は6月23日の会見で、勝敗ラインを「非改選議席を含めて、自公で過半数」とした。これには自公両党で50議席以上を獲得すればよいことになるが、7月3日と4日に行われた朝日新聞の序盤情勢調査では「自公は非改選を含めた過半数が微妙な情勢」とされた。

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 そして、今回の参院選の目玉となりそうなのが参政党だ。日本維新の会を離党した梅村みずほ氏が6月30日に比例区で出馬することを発表して所属国会議員が5人になり、日本記者クラブ主催の党首討論会への参加資格も得た。東京都選挙区や大阪府選挙区でも1議席を獲得しそうな勢いだ。

 思い出されるのが、国民民主党の玉木雄一郎代表が6月24日に日本外国特派員協会で行った会見だ。男性の支持率に比べて女性の支持率が低い理由を問われ、玉木氏は「われわれの(すばらしい)政策は、彼らにとって理解するのは難しい」と英語で答えて物議になった。



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