ペットのライオンが壁を飛び越え住民襲う、子どもら3人負傷 パキスタン


ライオンは3日、ラホール市の農家から逃げ出し、路地で女性を背後から襲った。防犯カメラには、コンクリート塀を跳び越えたライオンが女性を地面に倒す様子が捉えられている。ライオンが逃げ出した敷地から手に物を持った男性が走り出て、女性からライオンを追い払う様子が映っていた。

その後、ライオンは路地を走り去ったが、その先で子どもが襲われた。女性と5歳と7歳の子どもは顔や腕にけがを負った。3人はいずれも病院に運ばれ、容体は安定している。AP通信が伝えた。

警察によると、ライオンは開け放たれたおりから逃げ出した後、飼い主に再び捕獲され、車で別の場所に移されていた。

警察によれば、飼い主ら3人を逮捕した。さらにライオンを押収して野生動物当局に引き渡したという。

地元メディアによれば、飼い主はライオンを飼う許可証を持っておらず、野生動物法違反で最長7年の禁錮または約250万円の罰金が科される可能性がある。

パキスタンではライオンなど大型のネコ科の動物を飼うことがステータスシンボルとされており、珍しくないが、許可証が必要で、大型の動物は市域外で飼育しなければならない。

パンジャブ州政府は6日、無許可でライオンを飼う者に対する州全域での取り締まりを開始したと発表した。これまでにライオン13頭を押収し、野生動物規制違反で5人を逮捕したとしている。



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