アルピニスト野口健氏(51)が、8日放送の日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」(火曜後8・00)に出演し、極限状態の登山について語った。
この日のテーマは「アウトドア派VSインドア派」。野口氏は長女で同じく登山家の野口絵子さん(21)とともに、アウトドアの世界を熱弁した。
絵子さんは「テントの中でどれだけ快適に過ごすかが大事なんですね。においがほしくなるので」と説明し、アロマなどをたいて過ごすと明かした。
MC明石家さんまが「自然のにおいでええんちゃうの?」と不思議そうに尋ねると、絵子さんは「だいたい5000、6000(メートルの標高)から氷河になって、植物がなくなってくるんですね。そうすると、においがなくなるんです」と解説。極限状態の世界の知られざる事実に、ひな壇は驚きの連続だった。
すると野口氏も「雪のにおいはない。生き物がいないと、においがないんですよ」と続けた。「においがないってことは、生き物が存在しない。死の世界に入っていくので」とも話した。そのため、鼻が敏感になるといい、「においに飢えるんですよ」と説明した。
それだけに、帰国後はある行動に注意が必要だという。「日本に帰ってきて、電車に乗ると、いろんなにおいをクンクンクンクンしちゃう。うちのスタッフには、“ヒマラヤ帰りには電車に乗るな”と(言われている)」。さんまは「味わってみたいなあ…」とつぶやいていた。