小室圭さんの母である佳代さんが今年2月に発売した自伝エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』。その大手通販サイトAmazonの書籍販売ページに、7月8日、佳代さん自身の新たなコメントがひっそりと追加されました。この中で特に注目を集めているのが、「孫」の誕生に初めて言及した点です。一方で、文中では今回も眞子さんの名前が直接記されず、過去からの慎重な姿勢がうかがえます。
エッセイと新たなメッセージ
エッセイ『ブランニューデイ あたらしい日』は、佳代さんの半生、夫との別れ、子育てについて綴られており、得意な料理のレシピも直筆イラストと共に掲載されています。
今回Amazonに寄せられたコメントで、佳代さんは自身の趣味について触れ、「料理や絵を描くことと同様に、knitting(ニッティング)、つまり編み物も好きなことの一つ」と明かしました。そして、圭さんと眞子さんが渡米する際のエピソードとして、以前編んで送ったカーディガンを圭さんが着ていた映像を見て驚いたと述べています。「一時帰国中も病に伏せることが多く、コミュニケーションが取りづらい環境だったため、その映像から『いままでありがとうね』というメッセージと二人の『旅立ち』を感じ取り、背筋が伸びる思いがした」と振り返っています。
小室佳代さんの自伝エッセイに関するAmazon最新コメント
「孫」誕生への言及と波紋
圭さんと眞子さんがニューヨークへ渡ったのは2021年11月14日。それから3年以上が経過した本年5月30日、宮内庁は眞子さんが第一子を出産されたことを公表しました。佳代さんは今回、この「孫」の誕生について、自身の言葉で初めて思いを明かしました。
コメントの中で、「時は流れ、先日新しい家族が加わりとても喜ばしい気持ちです。遠く離れていても愛しさは募ります」と、喜びの心境を綴っています。
文面からは、異国の地で生活する息子夫婦の成長と、初孫の誕生を心から祝福している様子がうかがえます。しかし、皇室担当記者からは「今回も眞子さんの名前がなかった」という指摘が出ています。
2020年12月、記者の問いかけに答える小室佳代さん
実際、200ページ以上に及ぶ自伝エッセイ本文でも、眞子さんと圭さんのエピソードはわずかで、眞子さんは実名ではなく一貫して「彼女」と表現されていました。2017年の婚約内定会見後、佳代さんの元婚約者との金銭トラブルが報じられ、世間の厳しい目が向けられた結果、結婚が約3年半延期されたという背景があります。このような経緯を踏まえると、佳代さんが息子夫婦の話や眞子さんの名前を出すことに対して、今なお慎重になっている可能性が考えられます。
一方で、エッセイの中では、圭さんがニューヨーク州の司法試験に合格した際、眞子さんに真っ先に「おめでとう」と伝えたことに触れ、「愛する人に支えていただいて、圭はつくづく幸せ者だなぁと感じた瞬間でした」と振り返る部分もあります。このことから、二人を応援する気持ち自体に偽りはないだろう、というのが前述の皇室担当記者の見解です。
まとめ
佳代さんによる今回のAmazonコメント更新は、エッセイ購入者や関心を持つ人々に対し、近況や家族への思いを伝えるものとなりました。特に初孫への喜びを初めて公にされた点は注目されます。しかし、その文面からは、過去の経緯を踏まえた上での、眞子さん個人や小室家に対する世間の視点への複雑な配慮も同時に感じ取れます。今後も、ニューヨークで新たな家族を築いている圭さんと眞子さんの動向、そしてそれを遠くから見守る佳代さんの思いに関心が寄せられそうです。