実業家の与沢翼氏が、精神病院での治療を終え退院したことを明らかにし、日本を発つ予定があることを自身のSNSで報告しました。自身の経験や今後の展望について率直な胸の内を語っています。
薬物告白、帰国、そして沈黙の期間
与沢氏は今年4月、X(旧ツイッター)に投稿した長文の中で、タイでの生活中に「覚せい剤」に深く関わっていたこと、そして元グラビアアイドルでモデルの妻・麻美さんが3人の子どもと共に日本に帰国したことを告白しました。この告白以降も、Xで離婚の進捗などについて複数回にわたって発信を続け、タイでの生活を続ける意向を示唆していました。しかし、5月8日に突如日本へ帰国。5月12日のYouTube配信を最後に、SNSでの発信が約2ヶ月間途絶えていました。
精神病院での治療と退院報告
約2ヶ月間の沈黙の後、与沢氏は7月6日にXを更新し、「5月13日~7月6日まで精神病院にて治療していただきまして、先ほど退院しました」と報告しました。続くYouTube配信では、両親の強い意向で入院したことを明かしています。離婚が事実であるとした上で、入院前には「妄想」の症状が出ていたとし、元妻を巡る疑惑に関する自身の発言について「僕の勝手な妄想です。本当に申し訳ありません」と謝罪しました。
退院後の近況と海外渡航への不安
退院から2日後の8日、与沢氏はインスタグラムを更新し、現在の心境を綴りました。かつてタイで決別を宣言していた編集者との再会を果たし、「対人恐怖症のような感覚はもはや一切ない。普通に人に会える」と回復ぶりを示唆。夜にはラウンジで女性と会話を楽しむなど、積極的に人と関わっている様子を報告しています。
一方で、一人になった際にいまだ不安を感じることがあると正直に告白。「妻子の温かさのような感覚が、今の俺には共存していないからだと思う」と分析し、不安への向き合い方として「その中身を言語化すること」「不安を感じないくらいまで忙しくすること」の重要性を語りました。
精神病院退院後の実業家・与沢翼氏、インスタグラムで近況を報告
いよいよ10日から再び海外へ戻り、一人での生活が始まることを明かし、その心境をさらに深く語っています。「今までは家族がいた。これからは一人での海外生活が始まる。これは俺にとっては初めてのこと。一人海外には不安が大きい。少しずつ慣れていくしかない。それしか道はない」と、新たな生活への期待と同時に大きな不安があることを吐露しました。また、「俺にはこうしてインターネットが必要」「日記を公開したり、ライブ配信をやったり、毎日何かしらの発信をしていくしかない。ネットが俺の生命線だと思っている」と、情報発信が自身の精神的な支えとなっていることを強調しました。
与沢氏の素直な発信に対し、SNSには「頑張りすぎないで下さいね。これからもずっと応援します。生きててくれてありがとう」「寂しさって、忙しくしてたら紛れますからね 皆寂しいものですよ。与沢さんだけじゃないからね」といった、心配や応援の声が多数寄せられています。
数年後の日本への本帰国も視野に
退院からわずか3日での海外出国に対し、「日本に住めば良いのに」「何故海外に戻るの?」といった声も聞かれています。これについて、与沢氏は8日のYouTube配信で、将来的には日本への本帰国を考えていることに言及しました。
「できれば数年ぐらいを目処に、日本に本帰国しようかなと思います」としながらも、すぐに帰国した場合、海外不動産の家賃収入に対して約55%という高額な課税が発生するため、現時点での帰国は難しいと説明。「戻ってきたいんですけど、家族もこっち(日本)にもう来ちゃってるし、戻ってくるにはコストが高くつきすぎるんですよ」と、全財産を持って帰国するためには海外不動産を全て売却する必要があることを明かし、今後対応を進める予定であることを示しました。
海外での新たな生活への不安を抱えつつも前を向く与沢氏の動向が注目されます。