イラン、ロウハニ大統領の訪日打診 特使が首相に伝達 年内にも

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イラン・ロウハニ大統領(ロイター)   

イラン・ロウハニ大統領(ロイター)   

 イラン政府がロウハニ大統領の日本訪問を日本政府に打診したことが3日、分かった。ロウハニ師の特使として来日したアラグチ外務次官が同日、首相官邸で面会した安倍晋三首相に伝えた。早ければ年内の実現を目指しているという。イラン大統領が訪日すれば、2000年10月のハタミ大統領以来、2回目となる。

 核問題などで米欧との緊張関係が続く中、イランとしては伝統的に友好関係にある日本との緊密な関係をアピールし、国際的な孤立を回避する狙いがあるとみられる。

 イランと対立するトランプ米大統領との「橋渡し」を担う安倍首相は6月、現職首相として41年ぶりにイランを訪れ、最高指導者のハメネイ師、ロウハニ師と会談していた。

 首相とアラグチ氏は面会で、中東海域の航行の安全確保に向けた自衛隊の独自派遣についても意見を交わしたとみられる。アラグチ氏は緊張緩和に向けた日本の取り組みに期待を示し、首相はウラン濃縮拡大など核合意を損なう対応を控えるよう要請した。

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