群馬県は4日、豚コレラ(CSF)予防策として県内で進める飼育豚へのワクチン接種について、令和2年度から養豚農家に手数料の負担を求める方針を示した。
吉野努農政部長が同日の県議会一般質問で明らかにした。
これまでの経緯について、吉野部長は「初回接種は緊急性が求められる」として、県と国が負担して元年度内に限り手数料を全額免除としてきたと説明。
豚コレラ感染リスクがある限りは県全域で接種を継続する必要があるため、「(今後は)養豚農家へ一定の負担をしていただくことをお願いしたい」と述べた。
県条例では、手数料は1頭への接種1回当たり340円と定められている。