お笑いコンビのくりぃむしちゅー、タレントのマツコ・デラックス、フリーアナウンサーの有働由美子氏らが11日、新芸能事務所「株式会社チャッターボックス」の設立を公式サイトで発表しました。同サイトでは、くりぃむしちゅー、マツコ・デラックス、有働由美子のほか、コトブキツカサ、エイトブリッジが所属する芸能プロダクションであると報告しています。
新会社設立の経緯と目的
「新会社設立に関するお知らせ」として発表された文書では、「タレントに温かいご支援を賜り、心より御礼申し上げます。この度、新しく『株式会社チャッターボックス』を立ち上げる運びとなりました」と報告。設立の目的について「当社としましては、タレント個人が安心して、その力を最大限発揮できる環境の整備に努めるとともに、タレント一同、より一精進してまいります」としています。
設立者は、くりぃむしちゅーの上田晋也・有田哲平、マツコ・デラックス氏、有働由美子氏の4名です。共同でのコメントでは、「今までお金のこと、経営のこと、大事なことを人任せにしすぎていたと猛省しました。我々もよい年齢になりました。でも、何度も話し合う過程で、もっと前向きに、より積極的に仕事に関わっていきたいと、それぞれが再確認しました」と、設立に至る思いが綴られています。
社名である「チャッターボックス」の由来については、有田哲平氏の「俺達の共通点はおしゃべりだよね」という言葉に皆が共感し、「もっとおしゃべりして、もっとたくさんの人に聞いてもらいたい。そんな思いを込めて、『おしゃべりなやつら』という意味のチャッターボックスを社名にしました」と説明されています。
新事務所「チャッターボックス」を設立した、くりぃむしちゅー上田晋也・有田哲平、マツコ・デラックス、有働由美子氏(左上から時計回り)
前所属事務所からの発表
一方、くりぃむしちゅー、マツコ氏、有働氏らが所属していた前事務所「ナチュラルエイト」も同日公式サイトを更新し、所属タレント全員が円満に退社し独立することを了承したと発表しました。
退社の理由についてナチュラルエイトは「一部報道にありましたように、誠に遺憾ながら弊社内部における会計・税務上の問題が発覚し、現在事実関係の調査を行っております。調査を徹底するため、当社は、外部の専門家への依頼に留まらず、会計・税務のエキスパートに当社の代表者に就任してもらうことを決定いたしました。今後は事案の究明及び再発防止に努めて参る所存です」と説明しています。ナチュラルエイトでは、今年1月に女性社長が金銭トラブルなどで辞任したと一部週刊誌で報じられていました。
マネージャー募集も開始
株式会社チャッターボックスの会社情報ページでは、新たに共に働くマネージャーの募集も開始されています。応募資格は「東京近郊在住」で「要普通自動車免許(東京都内運転経験者、尚歓迎)」、経験の有無は問わず「未経験可、経験者優遇」とされています。給与体系など詳細も記載されており、新たな体制でのスタートに向けた動きが見られます。
まとめ
長年日本のテレビ界を牽引してきた人気タレントたちが、前事務所の会計・税務上の問題という背景もありつつ、自らの意思で新しい事務所を設立し、より積極的に活動に関わっていく決意を示しました。新事務所「チャッターボックス」が今後どのような活動を展開していくのか、注目が集まります。
参考文献
ENCOUNT編集部(https://encount.press/archives/315582/)
Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/eceb296e2c2550ac69d2030590e4406312aa30d5)