市役所の非常用電気工事で指示ミス、上司は是正せず完工 発覚し謝罪


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 市によると、災害時などに使う非常用の電気系統の工事で、建設部の担当職員が工事業者に図面と違う指示をしたため、誤った電線が敷設された。最悪の場合、災害時に非常用電源を確保しても、市役所の照明の4分の1が消えたままになるという。

 工事は昨年始まり、担当者は今年2月に誤りに気づいた。報告を受けた上司は年度内に工事を終わらせるため、是正工事は後回しにし、図面通りに工事が終わったと完成確認検査で虚偽の報告をした。2人とも、さらに上位の管理職に工事ミスを報告しておらず、同部ではこうした一連の行為が「誤った対応だった」としている。

 工事完了後、是正工事をしようと上司が関係部署と調整をはじめ、他部署からの指摘で6月に入って発覚した。同部では、再発防止のため職員教育を徹底するとしている。是正工事は約20万円かかり、他の予算を流用して今月中に行う方針だ。(清水敬久)

朝日新聞社



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