WHITE JAM SHIROSEの過激プロモーションに賛否 「炎上商法」か真摯な姿勢か

人気アーティストへの楽曲提供で知られるSHIROSE所属のWHITE JAMが、新曲MVのプロモーション賛否を呼んでいます。ピアノ上でのパフォーマンスや露出の多い衣装など、過激な演出に対し批判が殺到している状況です。

MVの内容と寄せられた批判

問題となっているのは、7月23日配信の新曲「池袋サンシャイン」のミュージックビデオです。MVでは、SHIROSEがピアノの上に乗ったり、肌の露出が多い衣装で鳥居の前で歌唱するシーンが含まれています。これに対し、インターネット上では「ピアノから降りて全国のピアニストに謝って」「日本人の恥選手権代表」といった厳しいアンチコメントが殺到しました。

WHITE JAMのSHIROSE。過激プロモーションで話題に。WHITE JAMのSHIROSE。過激プロモーションで話題に。

SHIROSEの真摯な対応と過去の苦労

SHIROSE本人は、寄せられた批判コメントに対し、真摯に対応しています。「みなさんアンチ、炎上も含めてお楽しみ頂きありがとうございます」と感謝を述べ、「10年くすぶって負けばっかの人生」「一つ一つ丁寧に向き合ってれば、誰かは見てくれてる」と、自身の苦労や努力を語りました。

ブレイク目指す戦略転換

音楽ライターは、彼らが2014年デビュー後、「ウソツキ」がヒットしたにも関わらず、グループとしてのブレイクに苦戦し、近年はシングルリリースも停滞していた背景を指摘。そのため、「どんな形でも知ってもらおう」というプロモーション戦略に切り替えたと分析しています。

「Tattoo」の成功と今後の展望

こうした戦略が功を奏したのか、今年1月リリースのミニアルバムのリード曲「Tattoo」はSNSで話題となり、MV再生数は1300万回を超えるヒットとなりました。「動画が投稿されるたびにSHIROSEさんの衣装の布面積が少なくなっていたり、整形級メイクのインフルエンサーとのコラボなど、SNSでイジられてナンボと割り切っている姿勢は清々しい」との声も聞かれます。インパクト大な衣装やMVとは裏腹に正統派の楽曲というギャップもあり、令和の「T.M.Revolution」との呼び声も高まっています。斬新なプロモーションで音楽業界に革命を起こせるか、注目が集まります。

結論

過激なプロモーション賛否両論を呼ぶWHITE JAMですが、SHIROSEの真摯な対応や「Tattoo」の成功は、新たな戦略が実を結びつつあることを示唆します。音楽業界に新風を吹き込めるか、今後の活動に注目です。