中居正広の問題をめぐり、依然として厳しい目が注がれるフジテレビ。この件に対応したとされる、同局の佐々木恭子アナウンサーが昇進する可能性が取りざたされた。ただ、佐々木アナの後任に浮上した “不祥事アナ” が物議を醸している。
3月末の第三者委員会の調査報告書で、2023年6月に起きた中居の元フジテレビの女性アナAさん(以下、アルファベット表記は報告書の記載に基づく)に対する性的トラブルが性暴力と認定された。佐々木アナは、Aさんの対応にあたった可能性が指摘されていた。
「報告書では、当時の編成制作局アナウンス室部長のF氏が、産業医や上長の指示に従い、Aさんに配慮した対応をおこなったと記されています。F氏が誰なのかSNSで注目されていましたが、佐々木アナは7月6日のフジテレビの検証番組『検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~』で、被害女性の対応にあたったことを明かしています。
5日の『日刊スポーツ』によれば、佐々木アナは7月10日付の定期人事で、現在の『編成総局編成局アナウンス室部長』から『コーポレート本部アナウンス局次長』に昇進すると伝えられました。佐々木アナの後任には、現在チーフアナウンサーの渡辺和洋アナが昇進して就任するとされています」(スポーツ紙記者)
混乱が続くフジテレビ内で渡辺アナの出世が取りざたされた形だが、Xでは、
《カズが部長って、叩かれるき満々なフジにあっぱれ》
《不倫渡辺和洋がアナウンス局部長に昇進かー。フジテレビはお灸が足らないようだな》
《渡邊さんはスキャンダルがあって一時担当番組降板などありましたが出世ですね》
など、渡辺アナの “昇進” に疑問を抱く声があがっている。
2001年にフジテレビに入社した渡辺アナは、爽やかな外見から「カズ」の愛称で親しまれ、4月から始まった情報番組『サン!シャイン』にも出演している。ただ、過去にスキャンダルで世間を騒がせたことがあった。
「2007年に一般女性と結婚した渡辺アナですが、2008年の『週刊朝日』で、フジテレビが主催するイベントでコンパニオンを務めた女性と不倫関係になり、その女性を会社の経費でオーディションに呼んだことが報じられたのです。
当時、渡辺アナは『森田一義アワー 笑っていいとも!』や『めざましテレビ』などに出演していたものの、不倫報道を受けて番組を降板。ただ、2010年代から、再び情報番組に出演するようになったのです」(芸能記者)
不倫と経費使い込み報道から10年以上経っているが、フジテレビの人事に厳しい目が注がれるのには、こんな理由がある。
「中居さんのトラブルの際、部下である被害女性ではなく、中居さんの利益のために行動したとされる元幹部社員B氏が、6月に4段階降職と懲戒休職1カ月の処分を下されました。
また、オンラインカジノを利用し、単純賭博の疑いで書類送検された山本賢太アナは、7月の人事でアナウンス室から、新設のコーポレート本部・経営企画局企画推進部へ異動することが、複数のスポーツ紙で伝えられています。
不祥事を起こした社員に厳しい姿勢を示すなか、過去に問題を起こした渡辺アナが昇進することに対し、“身内に甘い” 印象を受ける人もいたのだと思われます」(前出・芸能記者)
フジテレビは新たな人事で “再生” できるか。