【続・防衛最前線】護衛艦いずも インド太平洋の象徴は「空母」に生まれ変わる

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南シナ海を航行する海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」=平成29年6月(自衛隊ヘリから、松本健吾撮影)

南シナ海を航行する海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」=平成29年6月(自衛隊ヘリから、松本健吾撮影)

 4~7月、日本最大級の海上自衛隊護衛艦「いずも」は、南シナ海やインド洋東部を72日間かけて航海した。

 その最中の6月19、20両日には、快晴の南シナ海で、一回り大きい米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」がぴったりと並走した。20日にはヘリコプターでレーガンを飛び立った第5空母打撃群司令官のトーマス少将が、いずもの甲板に着艦。第1護衛隊群司令の江川宏海将補と敬礼を交わし、笑顔で握手した。

 日米共同訓練の一幕だが、日米連携の固さを表すような光景だった。

 いずもはシンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイに立ち寄り、これらの国とも共同訓練を実施した。

 6月30日、最後の寄港地であるフィリピンのスービック港。艦内で記者会見した江川氏は「自由で開かれたインド太平洋の実現」というフレーズを3回繰り返し、こう強調した。

 「いずもは各種作戦のほか、人道支援、災害救助でも高い能力が発揮可能で、地域に貢献することが期待できます」

 自由で開かれたインド太平洋とは、安倍晋三政権が掲げ、米国とともに推進している構想だ。中国の脅威を念頭に、南シナ海を含む太平洋やインド洋の沿岸国と協力関係を強め、海上交通路(シーレーン)の航行の自由を確保する狙いがある。いずもの72日間は、構想を象徴する任務だった。

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