裁判員「永山基準、見直すべきだ」 新潟女児殺害、無期判決

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新潟小2女児殺害事件の裁判員裁判の判決が言い渡された新潟地裁の法廷=4日午後(代表撮影)

新潟小2女児殺害事件の裁判員裁判の判決が言い渡された新潟地裁の法廷=4日午後(代表撮影)

 「『永山基準』を見直すべきだ」。新潟市西区で小学2年の女児=当時(7)=が殺害された事件の裁判員裁判で、裁判員を務めた40代男性は4日に新潟地裁(山崎威裁判長)で開かれた判決公判後、記者会見で見解を述べた。

 最高裁が死刑選択の判断基準として示した「永山基準」。犯行の動機や態様などのほか、「特に殺害された被害者数」と言及しており、これに基づき、被害者が3人以上で死刑判決となるのが“相場”とされていることを踏まえた発言だ。記者から「量刑で迷いはあったか」との質問に答えた。

 男性は「当然迷いはあった。個人的な感情としては、(女児の)ご家族と同じ気持ちだったが、裁判の公平性を考え、永山基準に沿って判決を出した」と話した。

 その上で、昨年6月に東海道新幹線の車内で乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた無職、小島一朗被告(23)が「3人殺せば死刑になるので、2人までにしておこうと思った」と法廷で供述しているという報道に触れ、「今後、犯罪も多様化してくるし、考えられないような犯罪もある。基準を見直していかなければいけないのではないかと個人的には思った」と思いを語った。

 さらに、「せっかく裁判員制度で一般の意見を受け入れていこうということになった。家族の心情とか、割合は大きく入れた方がいいのではないか」と指摘した。

 別の裁判員で新潟市の40代男性も記者会見で、「あまり過去にとらわれすぎると正しい判断できないのかなと。判断基準の見直しがあるのか分からないが、十分に検討していただければいい」と述べた。

 4日の判決公判では、新潟地裁が、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた小林遼被告(25)に無期懲役(求刑死刑)の有罪判決を言い渡した。

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