人気グループTOKIOの解散から約40日が経過し、その要因とされた国分太一氏(52)のコンプライアンス違反を巡る動向に世間の注目が集まっています。日本テレビは6月20日、国分氏に複数の問題行為があったことを公表し、『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板と無期限活動休止を決定。その後、6月25日にはTOKIOの解散および株式会社TOKIOの廃業も発表されました。この一連の出来事の後、国分氏の近況について報じられた記事が、彼の個人的な生活にもスポットを当てています。
国分太一の現状と活動休止の背景
活動休止中の国分太一氏は、満足に外出もできない状況の中、時間を無駄にしないようインターネットや書籍を活用し、株式投資などの勉強に励んでいると報じられています。また、活動休止直後から妻のA子さんに迷惑をかけまいと別居生活を送っていましたが、最近になって夫婦で話す機会が増えつつあるとのことです。
国分氏は2015年に元TBS社員のA子さんと結婚し、2016年に長女、2018年に次女が誕生しました。結婚前はキャリア志向だったA子さんですが、国分氏からの「家庭を支えてほしい」という要望を受け入れ、専業主婦となった経緯があります。しかし、会社を辞めてからも仕事に復帰できるよう勉強を続けていたA子さんは、2人の娘が小学生になったことを機に復職を希望。ところが、『女性自身』の報道によれば、夫である国分氏はこの復職を許さなかったとされています。関係者からは、国分氏が亭主関白な一面を持ち、家庭を守ることを強く望む“昭和の男”のような気質が見受けられるとの声も上がっています。
コンプライアンス違反による活動休止後、現状について報道される国分太一氏。
専門家が語る「夫の心理と夫婦問題」
パートナーが復職を希望する際に夫が「No」を突きつけるケースは、一般的な家庭でも見られます。夫婦問題研究家で結婚・離婚カウンセラーの岡野あつこ氏は、この状況における夫の心理と夫婦関係の複雑さについて詳しく解説しています。
岡野氏によると、子どもが小学校に上がった時点で仕事に復職する母親は少なくない一方で、「中学受験が終わるまでは一緒にいてあげたい」と考える「お受験ママ」も存在します。夫に何かあった際、子どもの将来や家計を案じて「私が頑張らないと」と奮起する母親が多い一方で、妻が働きに出ることで夫のプライドを傷つけてしまう可能性もあると指摘します。妻には「夫や家庭を支えるために頑張ろう」というタイプと、「夫にはもう頼れない」と自立しようとするタイプの二通りがありますが、どちらも夫のプライドを傷つける可能性があるというのです。
今回の報道では、国分氏が妻の復職に対し「俺の顔に泥を塗る気か」という思いがあるのではないかと推測されています。岡野氏は、十分な貯蓄がある家庭であっても、そのお金を使わずに妻が働きに出ることは夫のプライドを傷つけかねないと説明します。特に、国分氏の妻のように能力のある女性ほど積極的に復職を望む傾向にあり、妻側にも「キャリア面を考えると早めに復職しないと」という焦りが生じるでしょう。しかし、そうなると仕事を失ったり収入が下がった夫の心情がおろそかになりがちです。夫が働けなくなった場合、お金の心配はもちろんありますが、夫婦関係においては夫を奮起させることが重要だと岡野氏は強調します。
さらに、国分氏の家庭では子どもがまだ小学生であることから、国分氏が「せめて中学に上がるまでは一緒にいてほしい」と考えている可能性も指摘されています。子どもをケアする期間についての考えが夫婦間で一致しないと、関係性に齟齬が生じることはこれまでも多く見られたそうです。特に国分氏のようにこれまで十分な収入があった場合、このタイミングで妻から復職を希望されることは、彼のプライドを傷つけることは必至だとされます。夫を支えることに厚い「内助の功」の精神を持つ妻であっても、夫の面子を保つことは家庭円満の秘訣の一つとなり得ると岡野氏は述べます。夫が転職して収入が下がるケースなど、妻が「自分も頑張らないと」となりがちな状況でも、妻が働いて支えることが常に100%の正解ではない事例も多いと結びました。
今後の動向
活動休止から1か月半が経過しましたが、国分太一氏の芸能活動への復帰は依然として不透明な状況です。彼が自身の問題と向き合い、家族との関係をどのように再構築していくのか、今後の動向が注目されます。
参考文献
- 『女性自身』(光文社)
- ピンズバNEWS編集部