「争奪戦覚悟が杞憂に」
2025年7月15日(火)深夜0時、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の初日以降通常回チケットが全国一斉に販売開始されました。事前に「争奪戦になる」と身構えていたファンたちでしたが、実際にフタを開けてみると予想とは大きく異なる結果に。なかでも最も印象的だったのが「映画館の覚悟の方が上回ってた」というファンの驚きの声です。
【画像】え…っ! TOHO新宿えぐッ こちらが『鬼滅 無限城編』初日の「異常な上映回数」の図です
ファンがここまで緊張していた背景には、7月14日(月)深夜に販売された世界最速上映チケットの完売劇がありました。平日かつ深夜0時という特殊な上映時間にもかかわらず、多くの劇場で「一瞬で満席」「開始約10分でほとんど完売」という事態が発生。この結果を受けて、当初は楽観視していたファンからも「平日だと侮っておりました」という反省の声があがり、初日通常回についても「今夜が勝負」「0時まで起きてないと」といった緊張感が高まっていました。
しかし、実際の上映スケジュールを目にしたファンたちは、その充実ぶりに度肝を抜かれることになります。特に注目を集めたのがTOHOシネマズ新宿の上映回数です。なんと初日だけで40回の上映が組まれていたのです。
そして他の映画館を見ても、その力の入れようは圧倒的でした。TOHOシネマズ池袋とTOHOシネマズ日比谷が31回と、どの劇場も通常では考えられないほどの上映回数を確保しています。
あるファンは「初日分は争奪戦になるだろうとサイトのパンクを覚悟して確認したら、映画館の上映回数の覚悟の方が上回ってた」として、事前の心配が杞憂に終わったことへの安堵とともに、映画館側の本気度に感嘆する様子が伝わってきます。
実際の販売結果も、ファンの予想を大きく裏切るものでした。複数のシアターで20~30回の上映が組まれた結果、「無事チケット取れました」といったチケット購入の成功談が相次いでSNSに投稿されています。
とはいえ、販売開始直後には各劇場の公式ホームページにアクセスが集中しました。一部の劇場では「真夜中1時に2万人近く待機してた」という状況の発生が報告されており、筆者自身もTOHOシネマズ新宿でチケットを購入しようとしたところ、アクセスエラーが発生したほか、無事にアクセス出来たとしても2000人台での待機となりました。しかし、上映回数に余裕があることから、多くのファンが無事チケットを確保できたようです。
7月18日(金)の公開を控え、ファンの熱意と映画館の本気度が見事に噛み合った今回のチケット販売。この好スタートをもってして、『無限城編』第一章がどこまで興行収入を伸ばせるか、ファンの期待感が高まっています。
マグミクス編集部