中国 「スパイ活動」で実刑判決 アステラス製薬社員と金杉大使が領事面会


中国の裁判所はきょう午前、スパイ活動を行ったとしてアステラス製薬の60代の男性社員に対し、懲役3年6か月の実刑判決を言い渡しました。

日本大使館によりますと、きょう午後、金杉大使は男性とおよそ30分間にわたり領事面会を行いました。判決後、10日以内であれば上訴することができますが、男性は「弁護士と相談する」と述べるにとどまったということです。

健康状態については「身心ともに特段、問題はありません」と答えたということです。

判決の受け止めなど、裁判の中身について男性と話すことは「中国側の規則でできなかった」としています。

中国では2014年に「反スパイ法」が施行されてからこれまで今回の男性を含め17人の日本人が拘束され、11人の実刑判決が確定しています。また、今も5人が中国国内に留め置かれています。

日本大使館は、16日、横地晃次席が、中国外務省の劉勁松アジア局長と面会し、「邦人拘束事案について日本側の立場を改めて強く申し入れた」としています。

TBSテレビ



Source link