フジテレビの情報バラエティ番組『ぽかぽか』のMCを務める神田愛花アナウンサーの言動が、再び物議を醸しています。7月15日の放送で女優の浅野ゆう子さんに対し、その過去の悲劇を顧みないような発言があり「デリカシーに欠ける」と批判が殺到。さらに過去には福原遥さんへの質問でも同様の指摘を受けており、その言動が波紋を広げています。
浅野ゆう子を困惑させた「人生の幸せグラフ」質問
問題の発言があったのは、7月15日放送の『ぽかぽか』に浅野ゆう子さんがゲスト出演した際のことです。長年の友人である俳優の小倉久寛さんと共に登場した浅野さんのプロフィールVTR後、MCの神田アナは「浅野さんの人生の幸せグラフを教えてほしい」「ずっと絶頂ですか?」と直球の質問を投げかけました。この問いかけに、浅野さんは動揺した様子で目を丸くし、声には出さなかったものの、口の動きで「そんなことない」と否定。小倉さんも「すんげえ、はっきり聞くんですね」と驚きを隠せない様子でした。
神田愛花アナウンサー、『ぽかぽか』生放送での発言が物議を醸している様子
浅野ゆう子の人生における“悲劇”とは?
神田アナの質問がなぜ浅野さんを困惑させたのか。それは、彼女の過去に深い悲しみが存在するためです。浅野さんには、かつて生涯を誓い合ったパートナーがいました。それは、今は亡き名司会者・田宮二郎さんの次男で俳優の田宮五郎さんです。田宮五郎さんは2012年と2014年の二度にわたりくも膜下出血に倒れ、二度目の搬送後わずか4日で息を引き取りました。浅野さんは病室で最期を看取っており、この悲劇は「ずっと絶頂」とは言えない、彼女の人生の大きな一部です。この背景を無視した質問が、多くの視聴者の反感を買う結果となりました。
SNSでの批判と「神田節」への懸念
この神田アナの発言に対し、SNS上(特に旧Twitter、現X)では批判的な声が相次ぎました。「神田愛花さんはいい加減トンチンカンすぎない…?」「失礼発言はほどほどに、、、」といった意見が目立ち、彼女のMCとしての資質を問う声も上がっています。ある民放キー局関係者は、「神田アナは、この番組で奔放な発言をすることが多く、ゲストを困惑させる場面がしばしば見られます」と指摘。その意図は不明ながら、視聴者の間で「ノンデリカシー」な言動として認識されつつあります。
福原遥への質問も物議 – 「デリカシーがない」発言の繰り返し
神田アナの「配慮に欠ける質問」は、今回が初めてではありません。今月7日放送の同番組に女優の福原遥さんが登場し、連続テレビ小説『舞いあがれ!』での共演者、高橋克典さんの情の深さに感動したエピソードを披露しました。福原さんが「こんな愛の深い人がいるんだって、朝ドラで感じて。自分もこうなりたいって感じた方でした」と語った際、神田アナは「福原さん、何かもらうと“良い人”ってなりますね」と発言。福原さんは困惑した笑みを浮かべていました。このような「神田節」は、ゲストの真摯な感情や経験を軽視するような印象を与えかねず、MCとしての資質が問われる状況です。
まとめ
神田愛花アナウンサーによる『ぽかぽか』での発言は、浅野ゆう子さんの過去の悲劇や福原遥さんの純粋な感動に対して配慮が足りないとの批判を浴び、SNS上での議論を巻き起こしました。MCという立場において、ゲストの背景や感情に寄り添う姿勢は極めて重要です。今回の件を機に、彼女の今後の言動がさらに注視されることとなるでしょう。
参照元
- Smart FLASH
- Yahoo!ニュース