岐阜県北方町のスーパー「カネスエ北方店」で8月、催涙スプレーを噴射して営業を妨害したとして、県警捜査1課などは5日、威力業務妨害の疑いで、同町の無職男(25)を逮捕した。「女の子のむせた顔が見たかった」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月6日午前10時25分ごろ、スーパーで催涙スプレーを噴射し、営業を妨害したとしている。子ども5人を含む客や店員11人がのどの痛みなどを訴え病院に搬送され、いずれも軽症だった。
同課によると、店は商品約22万点(計約2990万円相当)を廃棄し、2日間休業した。男はレジのそばにいた女の子の近くで、スプレーを噴射した。8月にインターネットで購入したという。騒動直後に店で買い物をする男の姿が防犯カメラに写っていた。
男は9月に同県大垣市のショッピングセンターで小学2年の女児(8)の足元に催涙スプレーを噴射したとして、10月に暴行容疑で逮捕、11月に同罪で起訴された。