岡山県は5日、県内24業者から提出された公共工事を請け負う際に必要な申請書類を紛失したと発表した。業者から副本の写しの提供を受けて手続きを進め、情報漏れによる被害は確認されていないという。
県によると、紛失したのは業者の技術力などを評価する「経営事項審査」と、県発注の工事を請け負う際に必要な「県工事入札参加資格審査」を申請する書類。備中県民局で10月31日に受け付けたが、11月末に業者から「審査結果の通知が届かない」と連絡があり、発覚した。
同局で受理した書類は本庁に送ることになっているが、紛失の詳しい経緯は不明。今後は書類の送付や保管の方法を見直し、再発防止に努める。