トランプ氏「エプスタイン事件」巡る報道で提訴 WSJ記者2人とマードック氏ら相手取り


同紙は17日、トランプ氏が2003年に、エプスタイン元被告の誕生日祝いとして性的な絵を含む手紙を送っていたなどと報じた。これに対しトランプ氏は18日、交流サイト(SNS)で「(報道は)誤った悪意ある中傷だ」とし、訴訟は「フェイクニュース・メディアの不当な行いに我慢ならないと感じるすべての米国人のため」に起こしたものだと主張した。

トランプ氏とエプスタイン元被告は長年、親密な関係にあったことで知られる。

元被告は富豪仲間や要人らに未成年者を含む女性を斡旋していたとされ、トランプ氏の支持層を中心に、口封じのために殺害されたとの憶測や斡旋相手の名を記した「顧客リスト」の存在が取り沙汰されてきた。

トランプ氏は昨年の大統領選で「当選すればリストを公開する」と約束したが、司法省と連邦捜査局(FBI)は今月、元被告の死因は自殺で「リストも存在しない」と発表。トランプ氏の支持層からは不満が噴出していた。

トランプ氏には、自身と元被告の関係に改めて焦点を当てたWSJに訴訟攻勢を仕掛け、メディアの「犠牲者」として振る舞うことで支持層の求心力を高める狙いがあるとみられる。



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