航空自衛隊を米空軍の軍事演習に参加させたとしてロシアが日本に抗議した問題で、モスクワの日本大使館は18日、ロシア側に「抗議は受け入れられない」と伝達し、日本側の立場を説明したと明らかにした。
露外務省は17日、日本周辺空域で9日に始まった米空軍主催の軍事演習「レゾリュート・フォース・パシフィック」に空自が参加したことはロシアに「潜在的脅威」を与えると主張し、日本大使館に抗議したと発表した。
日本大使館は、演習への空自の参加は戦術・技量・米軍との相互運用能力の向上が目的だと指摘。演習は「特定の国や地域を念頭に置いたものではない」と説明した。(小野田雄一)