櫻井翔が主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ「放送局占拠」の第2話が7月19日に放送され、視聴者の注目を集めていた武装集団「妖(あやかし)」のメンバー、天狗(てんぐ)とがしゃどくろの正体が明らかになりました。物語は緊迫した展開を迎え、武蔵と「妖」の攻防がさらに加速しています。
「放送局占拠」緊迫の物語:武蔵と武装集団「妖」の攻防
「この放送局は我々、妖が占拠しました」という宣言とともに始まった「放送局占拠」は、東京都知事選挙の特番中に巨大テレビ局を武装集団「妖」が占拠し、都知事候補や番組スタッフら500名を人質に立てこもるという、スリリングな設定で視聴者を引き込みました。第2話では、現場に居合わせた武蔵(櫻井翔)と和泉(ソニン)が、巻き込まれた裕子(比嘉愛未)とえみり(吉田帆乃華)を外へ逃がそうとする途中で天狗に襲われ、和泉が銃撃される衝撃的な展開がありました。武蔵は倒れた和泉を裕子に託し、えみりを連れて走ります。
一方、人質救出を急ぐ本庄(瀧内公美)たち現場指揮本部は、テレビ局への新たな潜入経路を発見。警備部長の屋代(高橋克典)は直ちにSAT隊員を向かわせますが、その裏では、拘置所を脱走した大和(菊池風磨)の計画が静かに動き始めていました。武蔵と家族に危険が迫る中、「妖」は番組を乗っ取り、生放送を開始。「ある装置」を使った彼らの要求に、武蔵は息をのむばかりです。そして、物語は早くも「妖」の一員が面を脱ぐという、大きな転換点を迎えました。
天狗役はモグライダー芝大輔、がしゃどくろ役は瞳水ひまり
和泉を撃った武装集団「妖」の天狗役を演じていたのは、人気お笑いコンビ「モグライダー」の芝大輔さんでした。また、えみりを追いかけていたがしゃどくろは、瞳水ひまりさんが演じていたことが判明しました。
ドラマ「放送局占拠」で武装集団「妖」の天狗役を演じるモグライダー芝大輔
今回のキャスト公開に際し、芝大輔さんは「皆さんの予想は当たりましたか? 今後も続々解禁されるので楽しみにしてください」と視聴者に呼びかけました。芝さんは連続ドラマのレギュラー出演が初めてで、台本や楽屋の貼り出しも徹底して名前が伏せられていたことに驚いたと語っています。また、テレビ局内を歩く際も常にお面をつけていたことや、エキストラに姿を見せないよう注意を払うなど、撮影の裏話も明かしました。
一方、瞳水ひまりさんは「ずっと見ていた占拠シリーズに、妖の一員として出演できるとは思ってもみなかったので、お話を聞いた時は本当にうれしくてずっとドキドキしていたのを今でも覚えています」と出演への喜びを語りました。「犯人役は初めて挑戦するのですが、初めて“がしゃどくろ”のお面をかぶった時に、ついにこの長い1日が始まると実感し、より気が引き締まった感覚になりました」と、役作りの心境を明かしています。視聴者には「私たち妖にどんな過去があり、放送局を占拠しているのか、ぜひ考察しながら楽しんでいただければと思います」とメッセージを送りました。
第3話予告:武蔵が都知事候補の闇を暴く!
7月26日放送の第3話では、「放送局占拠」を続ける「妖」が、人質の一人である都知事候補・三河(北代高士)の「闇」を2時間以内に暴くよう武蔵に要求します。三河の命を救うため、真相解明を急ぐ武蔵は、三河が代表を務めるサッカースクールのスタッフ・福江(岡部尚)を問い詰め、1年前の「ある事件」にたどり着くことに。緊迫した状況の中、人質たちが脱走を企て始めるなど、予測不能な展開が待ち受けます。武蔵は三河の闇を暴くことができるのか、そして、「妖」はまた一人、面を脱ぐのか、次週の放送も目が離せません。