伊東市長学歴問題に立川志らく氏が苦言「マスコミを全く分かっていない」

落語家の立川志らく氏(61歳)が、2025年7月19日に放送されたカンテレの番組「ドっとコネクト」に出演し、静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴問題について言及しました。この問題は、公職者の信頼性に関わるとして大きな注目を集めています。

田久保伊東市長の学歴問題の経緯

田久保真紀伊東市長は、市長選出馬時や広報誌などの公式資料において、特定の大学を「卒業」したと記載していました。しかし、実際には同大学を「除籍」となっていたことが後に判明し、この虚偽記載が問題視されています。市議会の百条委員会は、学歴に関する疑惑を解明するため、田久保市長に対し卒業証書の提出を求めました。提出期限は7月18日でしたが、市長は提出を拒否しました。この拒否は、疑惑をさらに深める結果となっています。

立川志らく氏がテレビ番組で伊東市長の学歴問題について語る様子立川志らく氏がテレビ番組で伊東市長の学歴問題について語る様子

立川志らく氏の指摘とメディアへの言及

立川志らく氏は、田久保市長の対応について「この方は、マスコミってものをまったく分かってないから、こういうことをやったら、おもちゃになっちゃうんです、結局は」と厳しく指摘しました。また、情報番組での取り上げ方についても言及し、自身が出演する東京の情報番組「ひるおび」では比較的真剣に扱われるが、大阪の番組では「こういう状態になる」と述べ、スタジオの笑いを誘いました。これに対し、MCの石井亮次氏(48歳)は「現在まじめにやっていますよ! 今のところまじめですよ!」とツッコミを入れました。

「伊東のジャンヌ・ダルク」から一転

田久保市長は、今年5月の市長選挙で現職を破り、伊東市初の女性市長として初当選しました。その際、一部メディアからは「伊東のジャンヌ・ダルク」とも呼ばれ、改革を期待する声が多く聞かれました。しかし、志らく氏は現状について「この人は“ジャンヌ・ダルク”って出てきて、ここで同じようにケンカ腰になって戦ってるんですよね。だから市長選の時はプラスに働いたけど、今回は、これは誰も応援してくれないでしょう。言っていることめちゃくちゃだし…」と述べ、かつての評価とは裏腹に、現在の強硬な態度が市民の支持を失う可能性を示唆しました。

結論

立川志らく氏のコメントは、田久保真紀伊東市長の学歴問題に対するメディアと世間の厳しい目を象徴しています。公職者の学歴詐称疑惑と、それに対する市長の対応は、市民の信頼を大きく揺るがす事態であり、今後の動向が注目されます。

参考資料