ジャングリア沖縄、成功のカギは「若年層リピーター」を創出できるかどうか? ライバルは”近場の海外”


【まるでジャングル!】7月25日に開業する「ジャングリア沖縄」の詳細(全6枚)

いよいよ沖縄「JUNGLIA OKINAWA(以下、ジャングリア沖縄)」が7月25日にオープンする。やんばるの大自然と恐竜の2つのテーマを融合した国内最大級のテーマパークで、今年最大の注目娯楽施設だ。

ジャングリア沖縄では、東京ディズニーリゾートを超える広大な敷地のなかで、多くの自然を生かした冒険型アトラクションや、自然に溶け込む贅沢リラクゼーションが楽しめる。東京ディズニーランドや大阪ユニバーサルスタジオジャパンと並ぶ、新たな定番複合リゾートとなると期待されている。

その経済効果も大きいようだ。

宮本勝浩関西大学名誉教授および大阪府立大学王秀芳客員研究員による試算では、経済波及効果は15年間で約7兆円弱と試算されている。初年度だけでも、経済効果は約7000億円(粗付加価値額は約3400億円、沖縄県[以下、沖縄と略す]の県内総生産の約8%)、雇用創出効果は7万人強(沖縄の就業者数の10%弱)にも及ぶ。

内閣府が公表している各地域の企業の景況感を示す「景気ウォッチャー調査」をみても、「大型レジャー施設の効果に期待している」との趣旨のコメントが寄せられている。経済効果に対する地元企業の期待は大きいようだ。

むろん経済効果は試算のため、数値はあくまでも参考として幅を持ってみる必要がある。また、オーバーツーリズムや交通整備、環境保全などの課題もある。

しかし、その課題と向かいながら、ジャングリア沖縄が起爆剤となって地元住民、観光客ともウィンウィンの形で、沖縄県の観光産業がますます発展していくことが期待される。



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