「アンニョンハセヨ」だけじゃない!初心者向け韓国語の基本挨拶4選と使い分け方

韓国ドラマやK-POPに夢中になり、「セリフが少しでも聞き取れるようになりたい」「韓国語が少しでも話せるようになりたい」と感じる方は少なくないでしょう。特に、言語学習の第一歩となるのが挨拶です。韓国語の挨拶は、日常会話の基礎中の基礎であり、これをマスターするだけで、韓国の文化や人々との距離がぐっと縮まります。

本記事では、月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」を運営し、韓国旅行情報のYouTuberとしても活躍するハングルノート加藤氏の著書『ゼロからわかる!楽しく続けられる!韓国語1年生』の内容を参考に、韓国語の基本的な挨拶フレーズを分かりやすく解説します。定番の「アンニョンハセヨ」はもちろん、場面に応じた使い分けが大切な「さようなら」や「おやすみなさい」など、知っておくと便利なフレーズをご紹介します。

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韓国語の基本挨拶とは?

韓国語の挨拶といえば、まず頭に浮かぶのが「アンニョンハセヨ(안녕하세요.)」でしょう。これは「こんにちは」という意味で、多くの人が知っている定番フレーズです。しかし、挨拶には他にも「はじめまして」や「さようなら」など、様々な場面で使うフレーズがあります。今回は、特に重要で使い分けがポイントとなる4つの韓国語の挨拶フレーズを厳選してご紹介します。これらのフレーズを習得することで、韓国語でのコミュニケーションがよりスムーズになるはずです。

状況別!韓国語の挨拶フレーズ4選

①「こんにちは」の多様な表現:アンニョンハセヨ(안녕하세요.)

「こんにちは」は、韓国語で「アンニョンハセヨ(안녕하세요.)」と言います。このフレーズの最大の特長は、その汎用性です。「おはようございます」や「こんばんは」といった意味も含まれているため、時間帯を問わず一日中使える非常に便利な表現です。韓国語学習の初心者が最初に覚えるべき万能フレーズと言えるでしょう。

また、「アンニョンハセヨ」以外にも、次のような表現があります。

  • より丁寧な「こんにちは」:アンニョンハシムニッカ?(안녕하십니까?)
    目上の人やフォーマルな場面で使う、より丁寧な挨拶です。
  • 親しい人に使う「こんにちは」:アンニョン(안녕.)
    友人や年下の人など、親しい間柄で使うカジュアルな表現です。韓国アイドルがファンによく使うため、耳にしたことがある方もいるかもしれません。相手との関係性に合わせて使い分けることで、より自然な韓国語の会話ができます。

②「さようなら」(見送る側):アンニョンヒ カセヨ(안녕히 가세요.)

相手を見送る際の「さようなら」は、韓国語で「アンニョンヒ カセヨ(안녕히 가세요.)」と言います。直訳すると「アンニョンヒ(안녕히)」は「無事に」、「カセヨ(가세요.)」は「行ってください」という意味になります。日本語の「いってらっしゃい」に近いニュアンスを持つ表現です。日常会話で頻繁に使われますが、自分がその場に残り、相手が去っていく場合に用いられる点に注意が必要です。見送られる側が使うフレーズは異なります。

③「さようなら」(見送られる側):アンニョンヒ ケセヨ(안녕히 계세요.)

相手から見送られる場合の「さようなら」は、韓国語で「アンニョンヒ ケセヨ(안녕히 계세요.)」と表現します。このフレーズを直訳すると、「アンニョンヒ(안녕히)」は「無事に」、「ケセヨ(계세요.)」は「いてください」という意味になります。これは、自分がその場を去り、相手がその場に残る場合に使う表現です。

まとめると、

  • 相手を見送る場合:アンニョンヒ カセヨ(無事に行ってください)
  • 相手に見送られる場合:アンニョンヒ ケセヨ(無事にいてください)

となります。ただし、自分がその場から立ち去る際に、見送る相手がいない、あるいは特定の見送る相手を意識しない場合は、「無事に行ってください」という意味の「アンニョンヒ カセヨ」が使われることもあります。

④「おやすみなさい」:アンニョンヒ チュムセヨ(안녕히 주무세요.)

「おやすみなさい」は、韓国語で「アンニョンヒ チュムセヨ(안녕히 주무세요.)」と言います。直訳は「アンニョンヒ(안녕히)」が「無事に」、「チュムセヨ(주무세요.)」が「おやすみください」となり、丁寧な表現です。

もし親しい友人や家族に「おやすみなさい」と伝えたい場合は、よりカジュアルな「チャル ジャヨ(잘 자요.)」を使います。「チャル(잘 )」は「よく」、「ジャヨ(자요.)」は「寝ます」という意味で、合わせて「よく寝てね」といったニュアンスになります。状況や相手に合わせて使い分けましょう。

まとめ:韓国語の挨拶をマスターして会話の幅を広げよう

今回は、韓国語学習の第一歩となる基本的な挨拶フレーズを4つご紹介しました。「アンニョンハセヨ」の汎用性から、見送る側と見送られる側で異なる「さようなら」の表現、「おやすみなさい」の丁寧形と親しい形まで、それぞれのフレーズが持つ意味や適切な使い方を理解できたかと思います。

これらの挨拶は、韓国語の日常会話において非常に重要な役割を果たします。韓国ドラマのセリフが聞き取れるようになりたい、旅行先で少しでも韓国語を話したいという方は、まずこれらの基本挨拶をしっかりと覚えて、実際に使ってみることが上達への近道です。ハングルノート加藤氏の著書『ゼロからわかる!楽しく続けられる!韓国語1年生』も、さらに深く韓国語を学ぶための優れた一冊となるでしょう。


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