元グラビアアイドルで、現在は自民党の衆議院議員として活躍する森下千里氏（43）が自身のインスタグラムを更新し、普段のスーツ姿とは異なる意外な一面を披露しました。彼女が早朝から農作業に汗を流す姿は、多くの注目を集め、政治家としての新たな魅力を示しています。
政治活動と密着した農作業：早朝からの草刈り奮闘
森下千里衆院議員は、自身のインスタグラムで早朝5時からの草刈り作業の様子を公開しました。「以前から農家さんたちから『草刈りが大変』と伺っていた」という森下氏は、その大変さを身をもって体験するため、実際に草刈り機を操作。初めて扱う機械の重さや難しさに直面しながらも、真剣に作業に取り組む様子をショート動画で紹介しました。
彼女は、農業機械作業における転倒や転落による死傷事故の多さ、特に斜面での危険性を指摘。除草剤の使用だけでは足りず、手作業での草刈りがいかに重要かを強調しました。この経験を通じ、森下議員は「農家さんたちの見えない所での仕事の多さに米という文字の意味、『八十八』とはお米ができるまでに、数多くの手間と時間がかかることを意味するのだと改めて感じました」と、日本の食を支える農業への深い敬意と理解を示しています。
森下千里衆院議員が農作業で草刈り機を操る姿
「存在しない女たち」が示すジェンダーギャップと農業の未来
さらに森下議員は、自身が読んでいた書籍『存在しない女たち』（赤沢亮正大臣お薦め著書）に触れ、農業におけるジェンダーギャップについて言及しました。同書で描かれる、鍬（くわ）などの手道具を使う農業と、家畜に犂（すき）を引かせる農業とでは、女性の働きやすさに体格差による違いがあること、そして女性が農業で活躍することの難しさや働き方の課題が述べられていると言います。
この読書体験と自身の農作業の経験から、森下議員は「機械を使いやすくする事で女性が参加しやすくなる部分はあるだろうと思いました。やりながら学びながら進んでいきます」と語り、農業分野における女性の活躍を後押しする可能性に言及しました。帽子をかぶり、ひたむきに作業する彼女の姿は、これまでのイメージを刷新し、「まるで別人」と称されるほど見る者に強い印象を与えています。
広がる反響と政治家としての新たな挑戦
この投稿に対し、SNS上では「暑い中、ご苦労様です」「草刈り機を使われる姿、腰が入っていて安定感ありますね！さすがです」「草刈のお手伝い、素晴らしいですね！」「めっちゃ使いこなしてますね」といった、森下議員の奮闘を称賛する声が多数寄せられています。
森下千里氏は、かつてレースクイーンやグラビアアイドルとして活躍し、2021年10月の衆院選で自民党から出馬、比例代表東北ブロックで初当選を果たしました。今回の農作業への参加は、単なるイメージアップに留まらず、現場の課題に真摯に向き合い、政策に活かそうとする政治家としての姿勢を強く示しています。
まとめ
森下千里衆院議員がインスタグラムで公開した農作業の様子は、彼女の多岐にわたる活動の一端を垣間見せるものでした。早朝からの草刈りを通じて農業の厳しさと「米」の深い意味を再認識し、さらに『存在しない女たち』という書籍を通じて農業におけるジェンダーギャップにも光を当てています。この経験は、彼女が今後、食料問題や地方創生、そして女性の社会進出といった重要なテーマに対して、より具体的な政策提言を行う上で貴重な土台となるでしょう。国民の生活に寄り添い、現場の声を政策に反映させる森下議員の今後の活動に注目が集まります。
