韓国のグローバルボーイズグループオーディション番組『BOYS II PLANET K』の第2話で、K-POP界で名高い振付師ユメキのボーカル実力が注目を集め、マスター陣に大きな衝撃が走りました。完璧なダンスパフォーマンスを披露する一方で、彼の歌唱力にはマスターや練習生から厳しい評価が下され、番組の大きな話題となっています。
『BOYS II PLANET』とは?新たなオーディション形式と豪華マスター陣
『BOYS II PLANET』は、数々の大規模オーディション番組を手掛けてきた制作スタッフによる最新プロジェクトです。最大の特徴は、KプラネットとCプラネットという2つの異なる地域でオーディションが並行して進行される新形式。熾烈なサバイバルバトルを経て選ばれた少年たちが、最終的に『BOYS II PLANET』に集結し、グローバルボーイズグループのメンバーを目指します。練習生たちの成長を支えるマスターには、イ・ソクフン、KINKY、KANY、ジェジュン、シャオティン、JLLICK、イム・ハンビョル、ヒョリン、べク・グヨン、JUSTHISといったK-POP界のトップアーティストや専門家が名を連ねています。彼らの厳しくも温かい指導が、番組の見どころの一つです。
K-POPオーディション番組『BOYS II PLANET K』のロゴと練習生たち
「K-POP界のレジェンド振付師」ユメキの輝かしいキャリア
今回、ボーカルの実力でマスター陣を驚かせたのは、25歳の振付師ユメキです。彼はかつて1MILLION DANCE STUDIOの専属振付師として活躍し、TOMORROW X TOGETHER、ITZY、NCT 127、TWS、ILLITなど、錚々たるK-POPグループの振付を数多く担当してきたダンサーであり、コレオグラファーでもあります。さらに、2023年に日本で開催された人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』では、ダンストレーナーとして参加し、多くの練習生を指導しました。その華々しい経歴を持つユメキの『BOYS II PLANET K』への参加は、練習生たちだけでなく、視聴者にも大きな驚きと期待を持って迎えられました。
ダンスの天才が抱える「歌」への不安と挑戦
ダンスの実力においてはK-POP界で確固たる地位を築いているユメキですが、歌を習った経験は全くありませんでした。オーディションに向けてボーカルトレーニングに励んだものの、彼は「歌は苦手意識があるので、すごく不安でした。でも今までのキャリアは捨てて、挑戦したいと思います」と正直な気持ちを吐露しています。練習生たちも、「ユメキさんが歌を歌うなんて想像できません」「生歌なので特に気になります」と、彼の歌唱パフォーマンスに興味津々の様子で見守っていました。彼がダンスとは異なる新たな分野でどこまで通用するのか、大きな注目が集まりました。
『BOYS II PLANET K』でパフォーマンス中のユメキ氏。マスター陣が困惑した表情で見守る様子
衝撃のパフォーマンスとマスター陣の厳しくも公正な反応
ユメキがパフォーマンスしたのは、Rainのヒット曲「Rainism」でした。強烈なバイブレーションからパフォーマンスを始め、ビートに合わせて踊り出すと、さすがのダンスの実力に会場からは感嘆の声が上がります。しかし、歌い始めた途端、その息切れしているかのようなボーカルに、マスターたちは一転して呆然とし、口をあんぐりと開けて困惑を隠せない様子でした。ユメキは最後にダイナミックなダンスブレイクを畳み掛け、ダンススキルの高さを改めて見せつけましたが、会場には微妙な空気が漂いました。
KANYは「ダンスは完璧だわ…でも…」と言葉を詰まらせ、ボーカルマスターのイム・ハンビョルからは「ダンスはいいです。ボーカルマスターとして言うと、ユメキさんのボーカルは僕の基準ではノースターです。歌手ですよね?もちろんパフォーマンスも同じくらい大事ですが、歌もそれくらい大事なんです」と、厳しいながらも的確な評価が浴びせられました。ユメキは真剣な表情でその言葉に聞き入っていました。
1スター評価とユメキの胸中
マスター陣の採点は「これは難しいな…」と難航しました。練習生たちからも、「ダンスは100、歌は0」「今回のランク、わからないな」「でもこんなダンスがうまい人初めて見た」「オールスターかな?」「1ではないでしょ」と様々な声が上がりました。結果は、脱落者を除いて最低ランクとなる「1スター」評価。この結果にユメキは「正直、プライドが傷つきました。これが僕の実力なんだ。そう思って自分に腹が立ちました」と肩を落とし、自席で深くため息をつく姿を見せました。
結論
K-POPオーディション番組『BOYS II PLANET K』で、トップクラスの振付師ユメキが披露したボーカルパフォーマンスは、彼のダンススキルとは対照的な結果に終わり、マスター陣や視聴者に大きな衝撃を与えました。この出来事は、K-POPアイドルとして成功するためには、ダンス、歌、表現力など、多岐にわたるスキルが高次元で求められることを改めて示唆しています。ユメキがこの経験を糧に、今後どのように成長し、自身のキャリアを切り開いていくのか、彼の挑戦はこれからも注目されるでしょう。
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