J3高知ユナイテッド 秋田豊監督に「想像を絶するパワハラ行為」疑惑浮上、選手から解任要求も

サッカー界のレジェンドであり、元日本代表DFの秋田豊監督(54)が、J3高知ユナイテッドSCで深刻なパワハラ疑惑に直面し、絶体絶命の窮地に立たされています。クラブは既に第三者委員会を設置し、真相究明に乗り出すとともに、秋田監督の休養を発表しました。この問題は、チーム内外に大きな波紋を広げています。

秋田監督は1993年に鹿島アントラーズに入団後、1995年からは日本代表の常連として、二度のワールドカップに出場。センターバックとして世界の強豪エースを相手に日本の守備を支え、その闘志あふれるプレーで多くのファンを魅了しました。引退後は複数のクラブで監督を務め、指導者としての道を歩んできました。しかし、今回のパワハラ疑惑により、その輝かしいキャリアに暗雲が立ち込めています。休養に入って間もなく、高知ユナイテッドSCの選手たちは秋田監督の解任を求める署名活動を開始し、報道によれば約8割もの選手がこれに署名したとされています。

J3高知ユナイテッド 秋田豊監督に「想像を絶するパワハラ行為」疑惑浮上、選手から解任要求もサッカーJ3高知ユナイテッドSCの秋田豊監督、パワハラ疑惑で休養中

クラブ側はパワハラの具体的な内容を公表していませんが、週刊誌FRIDAYは、高知ユナイテッドの選手らがJリーグ選手会に提出したという「パワハラ案件の概要資料」を入手しました。この内部資料に記載されていたのは、まさに「想像を絶するハラスメント行為」だったと報じられています。資料の内容を基に取材を進めると、複数の選手やスタッフが重い口を開き、その実態が明らかになりつつあります。

具体的なパワハラ行為の一例として、高知ユナイテッドSCのコーチを務めるAさんは、「今年4月のスタッフミーティングで、『お前ADHDだろ。病院行って来い!』と秋田監督から言われた」と証言しています。Aさんによると、秋田監督からの指示の多くは命令口調で高圧的であり、遠征時には荷物持ちを強制され、「部屋まで荷物を持って来い」と毎回のように命じられたといいます。選手やスタッフからは、「選手にパワハラへの耐性がなかった」という見方に対し、「サッカーの指導以前に、秋田監督の人間性に私たちは不信感を抱いている」との声が上がっており、信頼関係が崩壊している状況がうかがえます。

今回の問題は、単なる指導の範疇を超えた、人権に関わるハラスメント行為として認識されており、クラブの第三者委員会による公正な調査結果が待たれます。この深刻な事態は、日本のプロスポーツ界における指導者のあり方や、選手・スタッフとの関係性について、改めて深く考えさせる契機となるでしょう。


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