犠牲者悼み、日米友好強調 ハワイ真珠湾攻撃78年





戦艦アリゾナの記念館付近で敬礼する米駆逐艦の乗組員ら=7日、米ハワイ(共同)

 太平洋戦争の戦端を開いた1941年12月の日本軍による真珠湾攻撃から78年を迎えた7日朝(日本時間8日未明)、米軍などがハワイ州真珠湾に面した公園で追悼式典を開いた。米退役軍人や日米の関係者ら約3千人が出席し犠牲者を悼み、日米の友好関係を強調した。関係者によると当時の生存者13人が出席した。

 式典では攻撃が始まった時間に合わせて黙とうがささげられ、太平洋軍司令官を務めたハリス駐韓大使やバーンハート内務長官らがあいさつした。

 攻撃で沈没した戦艦アリゾナの乗組員だったカリフォルニア州在住のルー・カンターさん(98)は「今日は来ることができてうれしい。かつて敵国だった日本を訪れたこともある」と述べた。

 日本側からは伊藤康一駐ホノルル総領事や、ホノルル市と姉妹都市関係にある新潟県長岡市の磯田達伸市長や同市の高校生、米兵遺品を用いて長年慰霊祭を続ける静岡市の医師、菅野寛也さんらが出席した。9日には日米合同の追悼式典が行われる。



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