宇都宮市の国道で2023年2月、オートバイに乗った男性が時速160キロ超の乗用車に追突され死亡した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反の過失運転致死で起訴され、危険運転致死に訴因変更された男が保釈中に道路交通法違反(無免許運転)で追起訴されていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。
男は石田颯汰被告(22)。捜査関係者によると、石田被告は今年春、宇都宮市内でオートバイを無免許で運転したとされる。宇都宮地検が今月25日、宇都宮地裁に同法違反で起訴した。
23年2月に発生した事故では、石田被告が宇都宮市の国道新4号で160キロ超で乗用車を運転し、同市瑞穂の会社員佐々木一匡さん(当時63歳)のオートバイに追突して死亡させたとされる。
石田被告は保釈された後、23年4月に地裁で公判が始まった。遺族が訴因変更を求める署名活動を続け、地検が危険運転致死に訴因変更を請求し、地裁が認めた。